君が心をくれたから⑧

REVIEW

第8話 きっと誰よりも幸せな今

キャスト

逢原 雨 … 永野芽郁  朝野太陽 … 山田裕貴  望田 司 … 白洲 迅
朝野春陽 … 出口夏希  柳田達夫 … 螢雪次朗  花村竜一 … 佐藤貴史
菊野 純 … 谷 恭輔  飛岡雄星 … 萩原 護  日下   … 斎藤 工
千秋   … 松本若菜  逢原霞美 … 真飛 聖  朝野陽平 … 遠藤憲一
逢原雪乃 … 余貴美子

 今って何秒間だと思う?」千明が雨に問いかける。10秒間というのがしっくりくると言う。何か意味深だし伏線?個人的には今が10秒は長いように感じる。今っていうとこの一瞬の儚い時間に思えるので自分は1秒か2秒で長くても3秒かな。この辺は個人によって色々なんだろう。

 今回、ついに太陽が雨にプロポーズ。太陽は将来、雨を介護をする上でことをスムーズに運ぶため。雨は太陽が花火師を辞めずにつづけてもらうため。プロポーズした太陽も、それを受け入れた雨も切なくて哀しい。もし雨が五感を失うことになっていなかったら、さらにいえば太陽が事故に遭っていなかったら…。

 そんな2人の仲を裂こうとするのが春陽。兄・太陽が介護だけの人生は不憫だから、違う人を見つけて幸せになってほしいとかならば、まだ気持ちはわかる。だが、彼女の場合は花火師になるという自分の夢が叶わないから、それを兄に託して束縛しているようにしかみえない。妹といえ、そんな権利はないし、兄の想いを尊重してあげてれないものなのか。そして人に託さないで、自分で頑張って夢を叶えたらいい。

 挙句の果に雨に消えてほしいと頼むけれど、若さゆえの真っ直ぐさなのかな。

 太陽が花火師を辞める選択を否定して、子供の頃からの夢ということも何故か知っている千秋。金麦のCMで「親はいつも子供の味方じゃなきゃ駄目だよな」を挟んで、今度は前言を撤回して太陽の背中を押す。日下から、本当に彼の心に寄り添ったものなのかと言われて千明は考え直したのだろうと思っていた。

 しかし、最後の最後で千明が亡くなった太陽の母親だったと判明。さらに千秋って下の名前かと思っていたが、名字だったとは。雨に接するときと太陽とで微妙に何か違和感を感じていたのは母親だったからかと納得。これがわかってからもう一度改めて見返すと、確かに母親の顔になっていた。