君が心をくれたから⑦

REVIEW

第7話 明日を生きる理由

キャスト

逢原 雨 … 永野芽郁  朝野太陽 … 山田裕貴  望田 司 … 白洲 迅
朝野春陽 … 出口夏希  柳田達夫 … 螢雪次朗  花村竜一 … 佐藤貴史
菊野 純 … 谷 恭輔  飛岡雄星 … 萩原 護  日下   … 斎藤 工
千秋   … 松本若菜  逢原霞美 … 真飛 聖  朝野陽平 … 遠藤憲一
逢原雪乃 … 余貴美子

 ついに“奇跡の真相”を太陽が知り、そして3つ目の感覚である触覚を奪われる日が訪れた。前回、五感を失う病気はないというシーンで終わったので、いずれ何らかの形で真相を知る日は来るのだろうなあとは思っていた。4つ目を失って、五感全てを失う前辺りかと思っていた。だから考えていたよりも早かったなあと感じた。

 「桜まつり」の花火の話が出てきた時点で、おそらく太陽が自分の花火を打ち上げて、それを見届けて最後の視覚を失ってエンディングなのかなと思ったけれど、聴覚よりも先に視覚を失われるようだ。まあ、さすがにそれだとありきたりなので、視覚を失ってからがどう描かれるのかが非常に気になる。

 触覚を失うまでの最後の数時間、雨は太陽に朝までギュッと抱きしめていてほしいと頼む。健気だし、せつないし、雨にとって精一杯のお願いなのだろう。もっとわがまま言ってもいいんじゃないのかな。

 味覚や嗅覚あたりはまだしも、触覚を失ってから2人とも本当に五感を失うことを実感し始めたんだろう。これで何が何でも太陽は「桜まつり」で花火を打ち上げる覚悟ができて、もう男になるしかない。

 果たして、雨は太陽の打ち上げた花火を見られるのか?次週の終わりあたりか?もしくはその次あたりの回になるのだろうか?

 ところで、触覚以外の感覚はなんとなく想像がつく。目をつぶったり、耳を塞いだり、鼻をつまんだり…。味覚も風邪などで味がわからなくなることがある。ただ触覚をなくした場合の感覚が想像つかない。それも体の一部分だけではなく体全体で何も感じないって、どんな世界なんだろうか。