君が心をくれたから①

REVIEW

第1話 赤い傘と花火の約束

キャスト

逢原 雨 … 永野芽郁  朝野太陽 … 山田裕貴  望田 司 … 白洲 迅
朝野春陽 … 出口夏希  柳田達夫 … 螢雪次朗  花村竜一 … 佐藤貴史
菊野 純 … 谷 恭輔  飛岡雄星 … 萩原 護  日下   … 斎藤 工
千秋   … 松本若菜  逢原霞美 … 真飛 聖  朝野陽平 … 遠藤憲一
逢原雪乃 … 余貴美子

 マイナスな展開ばかり続いて暗い、暗い、暗い。色で言うならば黒とか灰色な感じで、途中で見続けるのがしんどいなあと思った。主人公は何であんなに自分に自信が持てない性格なのだろうと思っていたら、母親を受けていたという過去があった。虐待するようになった理由やその母親の現在の状況とかは今のところ不明だが、今後明らかになるのかな?それにしても人格形成って幼少時代の経験だったり親子関係って深く影響するんだなあって感じた。

 雨はパティシエ、太陽は花火師、ともに目指したそれぞれの夢に挫折。お互いに今の状態を偽って再会する展開を想像したけれど、期待は裏切られた。そこからどう話が展開していくのだろうと思ったら、太陽が事故にあう。そしてそこに現れた死神?に五感と引き換えならば命を助けるという交換条件を突き出される。しかもそれは3カ月かけて、少しずつ奪われていくという。

 そもそもいきなり現れたこの2人は何者?それに命を助けるのに5つも要求するの多すぎない?この手の話だと、せいぜい一番大事なものを1つ奪うってのが普通なんじゃない?真綿で首をしめていくように少しずつ、それも5つも大事なものを奪っていくのはやりすぎな感じがして最後は後味の悪さしかのこらないような気がする。

 それなりの時が過ぎて久しぶりの再会で、命を救うためとはいえ、そんな交換条件を飲むほど情熱や想いを持ち続けていたのかな。学生の時ならいざ知らず、さらに卒業後に連絡を取っていた様子もないし、感情移入どころか冷めた感じで見てしまった自分はピュアではないのだろうか。