第2話 マカロンは恋と夢の味
第2話の始まりは火事のシーンから。必死に消火活動をする人たち。そして現場で横たわる少年、意識が遠のいたところでベッドから目を覚ます太陽。昔の記憶?
時代劇でよく初回の始まりが火事のシーンで始まることがあるので、それを思い出した。どうせなら、それにならって初回の最初にもってきても縁起担ぎしても良かったんじゃないかな。
存命しているけれど、病院にはいっている雨の母・霞美、亡くなってしまった太陽の母・明日香。前者は雨を虐待で殺してしまうからと離れ離れ、後者は火事で太陽を助けて離れ離れに。雨と太陽だけでなく、母親も対比させて描いているのがなんとなく面白いなと感じた。
そして今回は何といっても外せない、サブタイトルにもなっているマカロン。花言葉はそれなりに知っていたけれど、お菓子言葉は全然知らなかった。お菓子にそれぞれ特別な意味があったとは…。
五感のうち、最初に奪われてしまうのは味覚。高校時代の淡い思い出の味であるマカロンをもう二度と味わうことが出来ない。さらに味覚を失うということはパティシエとして夢をも閉ざされることを意味する。
失って初めてわかる大切さ。そして後悔。