第6話 大ヘルプ様登場!?体に異変が起こった啓三に愛の鞭!
キャスト
ヨウコ・ニシ・フリーマン … 小池栄子
高峰享 … 仲野太賀
南舞 … 橋本愛
高峰はずき … 平岩紙
横山勝幸 … 岡部たかし
田島琢己 … 馬場徹
堀井しのぶ … 塚地武雅
若井あかね … 中井千聖
村木千佳 … 石川萌香
吉野勇介 … 萩原護
岡本勇太 … 濱田岳
リツコ・ニシ・フリーマン … 余貴美子
白木愛 … 高畑淳子
高峰啓三 … 生瀬勝久
高峰啓介 … 柄本明
あらすじ
○暴かれた無資格と衝撃の血縁関係
ヨウコ・ニシ・フリーマン(小池栄子)に日本の医師免許がないことが高峰啓三(生瀬勝久)に露呈し、高峰啓介(柄本明)もその事実を認める。啓三は刑事責任を追及すると息巻くが、息子・高峰享(仲野太賀)はヨウコが救ってきた命の価値を説き、彼女への愛と結婚を宣言して病院を守ろうとする。しかし、啓介からヨウコが自分の実娘であると告げられ、享は自身とヨウコが従兄妹であるという事実に愕然とする。一方、高峰はずき(平岩紙)は無資格医の雇用に猛反対し、ヨウコを辞めさせるよう進言するが、啓三は再び背中の痛みを訴えてうずくまってしまう。
○南舞の裏の顔と享の再燃
病院を飛び出した享は、偶然ラブホテルから美女と出てくる啓三を目撃する。その相手は、普段の聖職者のような姿とは正反対の装いをした南舞(橋本愛)だった。啓三は南が勤めるSM風俗店のVIP会員だったのである。岡本勇太(濱田岳)から南の裏の顔を正式に聞かされた享は、幻滅するどころかその激しいギャップに魅了され、再び南の虜になる。その頃、ヨウコは日本の健康診断制度がタダで受けられることに感銘を受けていた。はずきはヨウコに実父への思いを問うが、ヨウコは「嫌いな人は思いっきり嫌え」とはずきを抱きしめ、彼女なりの優しさを見せる。
○亀甲縛りの説得と亡き妻の真実
享は南を指名して店へ向かうが、現れたのは2代目を継いだ若井あかね(中井千聖)だった。南の引退を知り動揺する享だが、啓三を説得するため南に協力を仰ぐ。南の指示のもと、ヨウコがSM嬢に扮してホテルで啓三を待ち受け、亀甲縛りを施しながら健診を促す。啓三が健診を拒む理由は、亡き妻・英里子(中山忍)の癌発見が遅れた後悔からくる医者不信だった。しかし、ヨウコは当時のカルテから、英里子が毎年健診を受けていた事実を突き止める。癌の進行が早かっただけで、啓三のせいではないと説かれた彼は、ようやく涙ながらに検査を受ける決意を固めた。
○早期発見の奇跡と父娘の絆
健診の結果、早期の癌が見つかった啓三は、無事に手術を終えて一命を取り留める。その後、ヨウコとリツコ・ニシ・フリーマン(余貴美子)は、啓介やはずきと共に、亡くなったと思っていた啓介の元妻・坂井みづき(松金よね子)の生存を知り、食事を共にする。啓介はヨウコに真実を話そうとするが、ヨウコは最初から啓介が父親だと気づいていたと明かす。病院の屋上で二人きりになったヨウコは、「私の父はドクターフリーマンだけだ」と告げつつも、自分がこの世に生まれて医者になれたのは啓介のおかげだと感謝を伝え、不器用ながらも温かい父娘の絆を再確認した。
○深まる謎と忍び寄る不穏な影
啓三の病も癒え、平穏を取り戻したかに見えた聖まごころ病院。しかし、新たな人間模様が動き出す。南は岡本との映画デートの後にディナーを楽しみ、二人の距離は急速に縮まっていく。一方で、家族と花火大会を訪れていた内科医・横山勝久(岡部たかし)は、雑踏の中でいつもとは全く異なる雰囲気の看護師長・堀井しのぶ(塚地武雅)を目撃してしまう。堀井の知られざる私生活の断片に触れ、横山は衝撃を受け立ち尽くす。歌舞伎町の夜は、医師たちの複雑なアイデンティティと新たな謎を孕みながら、次なる混乱へと進んでいくのであった。った。
見どころ
○宮藤官九郎節が炸裂する「ギャップ」の妙
第6話の最大の見どころは、登場人物たちが抱える多面的な「ギャップ」の描き方である。清楚なNPO代表からSM嬢、そして引退へという南舞の変遷や、それを知った享が「ギャップ萌え」で恋心を再燃させる展開は、人間の業を笑いに変える宮藤官九郎ならではの真骨頂といえる。また、厳格な不動産コンサルタントである啓三がSMクラブのVIPであるという設定も、単なるギャグに留まらず、その裏にある亡き妻への深い後悔と繋げることで、キャラクターに深い人間味と悲哀を与えている。
○「亀甲縛り」で行われる異色の医療ドラマ
医療ドラマの歴史において、亀甲縛りをしながら患者を説得するシーンは前代未聞であろう。しかし、この突飛なシチュエーションの中に、日本の健康診断制度の価値や、癌という病の残酷さ、そして「誰のせいでもない」という救いのメッセージが込められている点が秀逸である。ヨウコが事実(カルテ)を提示することで、啓三が長年抱えてきた罪悪感から解放されるプロセスは、非常に感動的であり、本作が単なるコメディではなく、魂を救う医療ドラマであることを改めて証明している。
○ヨウコのアイデンティティと父娘の決着
ヨウコが自身の出生の秘密を受け入れ、啓介と対峙するラストシーンは胸を打つ。彼女は啓介を実父として認知しながらも、「父はドクターフリーマンだけだ」と断言することで、自分を育てた環境への敬意を貫く。その上で、啓介がいたからこそ自分が存在し、医者になれたという事実に感謝を述べる姿は、彼女の精神的な自立と強さを象徴している。血縁という逃れられない運命を、彼女なりの潔さで着地させたこの場面は、物語の大きな節目として非常に美しく描かれている。
感想
ヨウコが日本での医師免許がないことを知った啓三。院長の啓介をはじめ、病院の面々を問い詰め始める。それに対し、享はヨウコがたくさんの命を救ってきたと反抗する。
今までなら親子で同じ方向を見ていたはずだが、ここにきてズレが生じてきたか。やはり享の心のベストテン第1位にヨウコが君臨しているのが大きいのかもしれない。
そして、親子での言い合いの最中、いきなり享はヨウコのことが好きだとカミングアウト。このタイミングで言うかという感じだけれど、周りの面々の驚き過ぎの表情がこっけいで、真面目な顔の享との対比が絶妙だ。
さらに聖まごころ病院を存続させるための策で結婚したら高峰の嫁だと熱弁は止まらない。好きだと言ったことで変なスイッチが入ってしまったみたいで、どうやって止めるんだろうと思っていた。
しかし、啓介からヨウコは実の娘だと告げられ、動揺し事実を受け入れられない享。その上、夜には舞の裏の顔も知ることになる。それも自分の父親とホテルから出てきたとこを目撃するって、何も信じられず自分なら病んでしまいそうだ。
この状態に享はギャップ萌えなのか?この瞬間に順位が入れ替わって再度、舞が1位に返り咲いた。気持ちが抑えられないのか名前を叫びながら走って「Not Alone」まで。熱い男なのか?よくわからない男だ。
その頃、はずきはヨウコを屋上へ連れ出し、2人きりで話すことに。「好きな人を大切にするために嫌いなヤツは思いっきり嫌え」はずきに伝え、ハグして「それでええ。姉さん」と。
この瞬間にヨウコははずきと異母姉妹を知っていたのかとわかったが、一体どのタイミングで悟ったのだろうか?と思っていたら啓介の元妻らとの食事の席で最初に会った時から薄々気づいていたという。
はづきがヨウコと異母姉妹と知ってキツく接し出した辺りからなのではないかと思っていたがどうやら違ったようだ。
はづきも屋上でハグした時に、ヨウコもその事実を既に知っていたと気づいたものだと思っていたが、ヨウコの気づいていた言葉に「えっ」と驚いていたということはそうでなかったようだ。
そうだとすると屋上の2人のシーンは何だったんだろうな。どう解釈すればいいのかよくわからなくなってくる。
啓三の背中の痛みも、ムチで叩かれ過ぎたというオチなのかなと思ったら、早期発見で切除したとはいえ癌だった。
舞もどういう理由かSM嬢を卒業。理由は岡本が絡んでいるのだろうか。何故か同僚・あかねが2代目を就任している。この辺の流れもよくわからない。
結局、日本には会社負担でタダで受けられる健康診断というすばらしい制度があるからみんな受けなさいってことが言いたいのかなと思った。
やれやれと思ったら、最後に病院とは雰囲気の違う堀井が出てきて、またまた謎を残してエンディング。次回は堀井の謎に迫る回?
