新宿野戦病院⑩

REVIEW

第10話 未知のウイルスの脅威!タイムリミットは発熱後の5日間!

キャスト

ヨウコ・ニシ・フリーマン … 小池栄子  高峰享 … 仲野太賀  南舞 … 橋本愛
高峰はずき … 平岩紙  横山勝幸 … 岡部たかし  田島琢己 … 馬場徹
堀井しのぶ … 塚地武雅  若井あかね … 中井千聖  村木千佳 … 石川萌香
吉野勇介 … 萩原護  岡本勇太 … 濱田岳  リツコ・ニシ・フリーマン … 余貴美子
白木愛 … 高畑淳子  高峰啓三 … 生瀬勝久  高峰啓介 … 柄本明

 新種の「ルミナウイルス」の影響で入国にあたり空港は大混雑。そしてアメリカから帰国した男性・板垣が日本人感染者一号に。

 その患者が歌舞伎町のホストだったことから歌舞伎町ウイルスという名前で一気に日本中に広まることに。感染してから歌舞伎町を訪れたこともなければ、もちろん感染場所も歌舞伎町どころか日本ではない。ヨウコも憤慨していたけれど、こういった感じで誤った情報で悪いイメージが作られていくんだと思うと怖いなあと感じる。

 そんなヨウコは勝どき医療センターの研修がスタート。感染防止もあって荒井からちゃんとマスクして言われるも「肌が弱いから痒くなってきらいなんだ」と言いつつ渋々マスクをするヨウコ。

 自分も肌は強い方ではないのでコロナウイルスの時は同じように思ったいた。肌の弱い人間の声を代弁してくれてありがとうって感じだった。

 そんな中、聖まごころ病院ではルミナウイルスにコロナワクチンは全く効果がないのからとマスクの着用を呼びかける堀井。数年前、コロナウイルス初期の頃を見ているよう。

 たらい回し、病院の補助金問題、感染防止のために親族が最後を看取ることもできずに火葬など、当時、皆がそれぞれ思うようなところがあった問題が色々と…。今だからこそ、遠くない未来にまた未知のウイルスが世界を襲った時を考えて過去を教訓に今度はどうするの?って問題提起されているように思えてならない。

 そしてついに聖まごころ病院の身内からも感染者が出てしまう。医院長の弟・啓三だ。同居している享は濃厚接触者扱いになるかと思われたが、既に免疫を獲得。無症状状態?

 どうやら患者と接するうちに亨は感染し、気づかないうちに啓三へ移してしまったようだ。責任を感じて皆に謝る亨だが、ヨウコは「感染したぐらいでイチイチ謝るような奴は最初から医者になんかなるな」と励ます。

 亨のことを思ってというのもあるのだろうが、アメリカと日本との違いもあるのかなと思った。すぐに謝ってしまうしまう日本人と簡単に謝らない外国人。国内だけだったら良いだろうが、諸外国と付き合うのであれば、簡単に謝ってしまうのはいけないんだろうな。とは言ってもそれが日本人のいいところだんだろうけれど。

 大久保公園のパパ活。いくら取り締まっても言うことを聞かなかったのにウイルスが流行ったら閑古鳥が鳴く状態に舞の「人間の言うことは聞かないのにウイルスの言うことは聞くのかよ」ってのはなかなか心に響くものがある。

 亨の元に電話が入る。ECMOが確保でき、啓三がICUへ搬送されることになった。慌ててタクシー乗り込み北新宿救命救急センターへ向かう亨。それを見送った舞は一言「だけどやっぱり好きじゃない」。

 そのまま夜の街に消えていくけれど何か意味深な言葉。色々な取り方があるけれど真相は最終回で明らかになるのか?