第9話 恋の三角関係ついに終焉!?患者家族からのカスハラで訴訟の危機に!?
ヨウコ・ニシ・フリーマン … 小池栄子 高峰享 … 仲野太賀 南舞 … 橋本愛
高峰はずき … 平岩紙 横山勝幸 … 岡部たかし 田島琢己 … 馬場徹
堀井しのぶ … 塚地武雅 若井あかね … 中井千聖 村木千佳 … 石川萌香
吉野勇介 … 萩原護 岡本勇太 … 濱田岳 リツコ・ニシ・フリーマン … 余貴美子
白木愛 … 高畑淳子 高峰啓三 … 生瀬勝久 高峰啓介 … 柄本明
ラブホテルで悲鳴とともに目を覚ました岡本。テーブルにはお酒のビンや缶が散乱し、イスには「Not Alone」の赤いベストが…。恐らく舞のものだと思われるが本人はいない。
一緒にホテルにチェックインして部屋で飲んで…という状況なのだろうけれど、何があった?岡本もよく状況が飲み込めていないと思うが見ている方も同じだ。
しかもこういう時って決まって下半身確認するけれど、お約束なのか。それからラブホテルって相手の確認なしに一人だけでチェックアウトってできるんだっけ?さらに何で岡本は上は着ているものの下は下着だけでなの?冒頭から色々と気になってしまった。
「Not Alone」ではアメリカのケーブルテレビが取材にきていた。そして聖まごころ病院へもやってくる。しかし、そういう時に限って何も起こらない。
通常だったらとんでもない患者が現れる様子を描くのだろうが、平穏で何もない日をカンファレンスを行うことで普段の慌ただしい様子を見せるのがなかなか面白い。
そして冒頭の悲鳴の謎もここで明かされる。セラピストが自分の思惑に反して反応した体に嫌気が差して、自らからナイフで陰部を切断した時の声だった。ヨウコの応急処置のおかげで最悪は免れる。
堀井の「心と身体が一致しているなんてミラクル、奇跡なのよ!」っていう、この事件の着地点は良かった。
さらに自殺未遂を図った女性・涼香と亨のくだり。舞の誕生日当日に別れを告げられ泣いて感情を爆発させる亨に「私は患者なら人の痛みを理解してくれるお医者さんに診てもらいたい」と締めくくる。
最後は横山が診察した男児の母親のカスハラ事件。この母親、実は元看護師。実は働いていた病院での医療ミスの責任を押し付けられた過去があった。
ヨウコの医師は目で見た情報と患者の状態から最悪のケースを想定すると伝え、診断内容にもミスにはないし始めから横山を疑っていたのが原因だと諭す。
それを受けて「こんな病院なら辞めずに済んだのかな…」と彼女は去っていく。
陰茎切断、自殺未遂、カスハラと盛りだくさん。それぞれ1話ずつやってもいいんじゃないかと思う内容。特にカスハラは独立させて1回の放送で描いても良かったかと思う。
亨、舞、岡本の三角関係、堀井・母のヘルパー、はずきの結婚話など詰め込み過ぎな感が否めない。せわしなくて落ち着きないと感じた。