新宿野戦病院⑪

REVIEW

第11話 新種ウイルスの終焉!ヨウコと啓介が逮捕!?

キャスト

ヨウコ・ニシ・フリーマン … 小池栄子  高峰享 … 仲野太賀  南舞 … 橋本愛
高峰はずき … 平岩紙  横山勝幸 … 岡部たかし  田島琢己 … 馬場徹
堀井しのぶ … 塚地武雅  若井あかね … 中井千聖  村木千佳 … 石川萌香
吉野勇介 … 萩原護  岡本勇太 … 濱田岳  リツコ・ニシ・フリーマン … 余貴美子
白木愛 … 高畑淳子  高峰啓三 … 生瀬勝久  高峰啓介 … 柄本明

 ミヤネ屋?いやこのドラマはフジテレビ系だからMr.サンデーか?と思ったらMr.サタデーだそうだ。そしてルミナウイルス感染から生還した男として、リモートでテレビ番組に出演する啓三。

 癌になったりウイルスに感染したりと高峰家の中でも体が弱いのだろうか。それとも不摂生のしすぎか。

 そして、新型ウイルス感染者の減少に伴って政府の緊急事態宣言が解除。規制によってストレスが溜まっていたこともあって、若者や外国人がクラブで大騒ぎして床が抜け落ちる崩落事故が発生。

 緊急事態宣言が解除されたからといってハメを外しすぎ。コロナの時は初めてだったから、慎重にもなったけれど、人間2度目ともなると大丈夫だろうって感じで慣れとは恐ろしい。でもいくら騒いだからってクラブの床って落ちるもん?老朽化していたんだろうか?

 その事故で多くの負傷者に加えてルミナウイルス感染者もいるため聖まごころ病院は大忙し。外国人に色々な言語で話しかけてどこの国の人か判断している堀井だけど一体この人はどういう設定なんだ?ミステリアス過ぎる。

 敬三に続き、今度はヨウコと啓介がテレビ出演。そこでヨウコは歌舞伎町ウイルスのとういう名称の禁止と特別措置としての援助を官房副長官に申し立てる。

そもそも歌舞伎町で発生したわけでもないのに歌舞伎町ウイルスという名称を使う政府や報道機関の描き方に違和感しかない。文字が踊るとすればせいぜいタブロイド版のゴシップ紙ぐらいだろう。

 歌舞伎町を目の敵にする発言も多いこの官房副長官、ヨウコに詰められて生放送で謝罪するが、政治家って簡単に謝らないってイメージがあったし、これが遺恨を残し、最終回のタイトルになっているヨウコの逮捕につながるのかなと思った。

 逮捕はヨウコが無資格で医療行為に及んだ記事が週刊誌に掲載され、それがきっかけだった。そして元をたどればそれをリークしたのは舞だったということが判明する。理由は自分がうまくいかない時に、ヨウコがメディアでちやほやされているのが悔しかったからSNSにポストしたというものだった。

 数年が経過した聖まごころ病院。マユが看護師として、さらに舞もカウンセラーとして働き始め、享は5代目院長に就任。ヨウコはそこにはおらず、国境なき医師団として紛争地域でという終わり方だった。

 最終回で夜の歌舞伎町に消えた後の舞のもろもろの様子が描かれていないし、啓介とヨウコの逮捕にいたる理由も弱い。

 最初に始まった時におそらく最終回は逮捕されるんだろうなと想像できたので、どういう経緯でそうなるのかが終盤の見どころだと思っていた。

 時間がなかったからか中途半端で未消化な感じがした。後、もう1話とちょっとあれば良かったんじゃないかな。物足りない気持ちでいっぱいだ。