ホットスポット⑩

REVIEW

第10話 この町を救う

キャスト

遠藤清美 … 市川実日子
高橋孝介 … 角田晃広
中村葉月 … 鈴木杏
日比野美波 … 平岩紙
磯村由美 … 夏帆
沢田えり … 坂井真紀
奥田貴弘 … 田中直樹
村上博貴 … 小日向文世

あらすじ

〇裏でつながる権力者たち
 清美の働くホテルのオーナーと市長が、裏でつながっていた疑惑が浮上する。ホテル売却によって多額の利益を得ようとする二人の関係は、町の再開発計画の裏側に潜む不正を強く示唆するものだった。個人の利権が町の未来を歪めている可能性を前に、清美たちは事態の深刻さを痛感する。

〇高橋を救うための決断
 ホテルの温泉を失えば命の危機に瀕する高橋を救うため、清美、はっち、みなぷーは不正を暴くしかないと腹を括る。町のためでもあり、高橋のためでもある行動だが、相手は権力を持つオーナーと市長である。日常の延長線にあった彼女たちの選択は、明確な闘いへと変わっていく。

〇忍び込み、そして包囲
 間が見守る中、高橋は自らオーナーの事務所に忍び込み、不正の証拠を手に入れようとする。宇宙人としての能力を使えば可能だが、失敗すれば後戻りはできない。しかし証拠に迫った瞬間、警備会社とオーナー本人が駆け付け、高橋は完全に包囲されてしまう。

〇町の未来に忍び寄る破滅
 高橋は絶体絶命の状況に追い込まれる。さらに、未来人・村上の話によれば、市長の不正を暴かない限り、町は徐々に荒廃していくらしいという。具体的にどのような未来が訪れるのかはわからないが、個人の命だけでなく、町全体の行く末がこの行動に懸かっていることが明確になる。

〇変えられる未来、変えたい日常
 清美たちは、高橋と町の未来を救うため、最後の選択を迫られる。不正は暴けるのか、高橋は無事なのか、その具体的な結末についてはここでは語られていない。しかし彼女たちの行動は、ただの日常を守りたいという切実な願いから生まれたものであり、物語はその覚悟をもって最終章を迎える。

見どころ

〇個人の正義が権力に挑む瞬間
 最終回の最大の見どころは、清美たち一般市民が、町を牛耳る権力構造に立ち向かう点である。大義名分ではなく、身近な人を守りたいという思いが行動原理となり、それが結果的に町の未来を左右する展開へとつながっていく。

〇高橋という存在の意味
 高橋は単なる宇宙人ギャグ要員ではなく、町の歪みを浮き彫りにする象徴的存在として描かれる。彼を救うか否かが、そのまま町が正しい方向に進めるかどうかの分岐点となる構造が、本作ならではのユーモアと切実さを両立させている。

〇日常系コメディの着地点
 地元の雑談から始まった物語は、最終回で町の未来を賭けたドラマへと到達する。それでも根底にあるのは、変わらない日常を守りたいという小さな願いである。笑いとSFと人情が交差した本作が、どのような余韻を残すのかが大きな注目点である。

感想

 ついに最終回。社長室に忍び込み、合意書を探す高橋だったがなかなか見つからない。しかもそんなさなかにオーナーが来てしまう。明かりがつかなくてわかりずらいとはいえ、気づかれないかな?大丈夫かな?こういうシーンは見ていてついドキドキしてしまう。

 体育館に忍び込んだ時と同様に車の中でもらったお菓子はどう使われるのかなと思っていた。今回はオーナーが部屋から出ていこうとしてホッとした瞬間にポケットに入っていたせんべいを潰して音を立ててしまって見つかりそうになる。最後まで気を抜くなっていうメッセージなのかなと感じた。

 結局、電気が復旧してしまい目当てのものは見つけられなかった。ただ。高橋が逃げる際に建物からジャンプして月と重なってからのタイトル表示。たびたび出てきた「E.T.」のオマージュ。そういえば前回、瑞稀が電源を切った後の指先を光らせるシーンもそうだよね。そして「スパイダーマン」のように糸は出なかったけれど、車に猛スピードでガムテープを貼っていく様は「スパーダーマン」さながら?

 合意書の盗み出しには失敗したものの、この時に盗み聞きしたオーナーと新市長の会話がきっかけでお金の受け渡し場所を張り込み、最終的には2人を逮捕し町は救われるという結末。

 角部屋のおばけにタイムリーパーまで登場の大サービス。そして最終回にて清美の元旦那と娘が宇宙人の血を引いていたと事実。びっくり。

 そして最後は30年後の3人組と高橋。高橋だけは容姿が変わらぬまま。関係性は変わっていないようで良かった良かった。

 事件を解決後、30年が経過するまでの間のストーリーでまた話作れそうなので、続編を期待。