第8話 宇宙人と未来人
遠藤清美 … 市川実日子
高橋孝介 … 角田晃広
中村葉月 … 鈴木杏
日比野美波 … 平岩紙
岡田綾乃 … 木南晴香
磯村由美 … 夏帆
沢田えり … 坂井真紀
奥田貴弘 … 田中直樹
村上博貴 … 小日向文世
長期滞在客の村上が50年後から来た未来人だったことが明かされる。そして、もうすぐホテルがなくなり湖も汚れていくことを清美は知らされる。葉月と美波と秘密を共有すると、2人はホテルの温泉がなくなることで免疫力が低下し高橋が最も困るのではないかと心配する。しかし、高橋は未来の話を全く信じようとしない。数日後、支配人の奥田は清美らホテル従業員にホテルの廃業を告げるが…。
最終回へ向けて色々なものが動き出したようだ。登場人物は多いし、さらに情報量も多い。いつもと同じ時間なのに中身が濃くて見終わった後に心地よい疲れを感じた。
未来人のカミングアウトで始まり、超能力者のカミングアウトで終わる。さらに宇宙人もいて、ここはどんな町なんだよ。
そしてその間の話は高橋のこれまでの話。初回の最初の方で温泉に入っている野間口徹が出ていたのでワンシーンだけの出演なんてぜいたくな起用の仕方だなと思っていた。なんと高橋の父親で、ここで謎が解けた。
小学生の頃に力を使ってしまい、からかってきた複数の上級生にケガをさせてから封印した高橋。そのため母親に危険が迫った時にすぐ動けず力を使えず後悔したという過去があった。だから正体がバレるのも恐れず清美を助けたのはそういう理由だった。
そして母親は死んだものだと思ってしんみりしていると骨折だけでピンピンしているというオチ。
さらに話は続き、結婚は考えなかったのか?と聞かれる高橋。宇宙人だから家族に負担をかけたくないし、興味を持てず孤独だったと語る。それに対して、清美、葉月、美波は私たちがいるじゃないかとこれまたいいシーン。
うん?でもこのドラマっぽくないと思っていると高橋の幼馴染2人組が現れてエロ介からのキャバクラ話をバラされる始末。
この辺のメリハリはバカリズムが脚本を書いて角田が演じているだけあって、コントそのものだし、さすがだよね。周りを固めている女性3人もうまいし、「もんぶらん」で4人で話しているシーンだけでも延々見ていられそうだ。
また、場所を移動しようと促す高橋が美波に上着をかけるところは何気ない仕草だけどいい関係性が垣間見れて第8話の自分のお気に入りの一つだった。
次回以降はレイクホテル浅ノ湖は本当になくなってしまうのか?さらに未来人に超能力者はそのホテルの存続に何か絡んで展開していきそうな予感がするが…。