第5話 個人的ニュース
遠藤清美 … 市川実日子
高橋孝介 … 角田晃広
中村葉月 … 鈴木杏
日比野美波 … 平岩紙
岡田綾乃 … 木南晴香
磯村由美 … 夏帆
沢田えり … 坂井真紀
奥田貴弘 … 田中直樹
村上博貴 … 小日向文世
清美の暮らす富士山麓の町にバラエティー番組の取材班がやってきた。インタビューをするディレクターの岸本と松崎は綾乃の娘・りつの「すごい速い人がいた」という話を聞く。そして、その後も超人的な能力を持つ人物の情報が集まってくる。由美は同僚の小野寺を宇宙人と疑い、その噂が広まるが…。
いつものように地元のカフェ「もんぶらん」で、くつろぎながらたわいもない話をしている清美、葉月、美波。
店内はいつしか混雑し、外には並んで待っている人もいる。それをを見て「カフェで並ぶのを国で禁止にしろ」とエゴを言い出す美波。相変わらず不毛な会話だ。
それは「ジョナサン」に場所を移動しても続く。カフェの混雑から泌尿器科の混雑まで。どこまでも続くエゴな話。放っておくと、一晩中でもやっていそう。
くだらなすぎだけど、ずっーと見てしまいそう。それにしてもバイトエゴって何だ。バイトテロかって思ったら清美も同じこと突っ込んでいた。
そんな3人の面々がエゴ話をしているのと時を同じく、町では「月曜から夜ふかし」のスタッフが人々に取材している。
個人的なニュースを聞いているとポツリ、ポツリと宇宙人・高橋の目撃情報が出てくる。
前回、タクシーや受験生を追いかけたり強盗犯逮捕の尽力したりと宇宙人の力をかなり使ったことが原因だろうが、そんなに出てきてしまうのかとも思った。
インタビュー話でレジ打ちや検尿カップの回収といったどこかで聞いたことある話も出てきて面白いと思いつつ、それほど大きな町ではないのかなと思わせる。
だからこそ、たまたま一日で複数の宇宙人の能力を使ったことが、これだけ出てきてしまったという理由付けになっているのかな。
そして、取材スタッフたちは清美と高橋が勤めるホテルにも来てしまう。インタビューに答えた由美は、職場内で見つけた曲がった10円玉も見せてしまう。
じわじわと高橋に近づいてきて、危機が迫ると思っていたら“小野寺くん宇宙人説”へと話がそれていく。
10円玉を曲げているところを見たわけでもないのに小野寺の名前を出してしまう由美って思い込みが強い人なんだろうか?なかなか不思議な人だ。
どこにでもいる微妙な感じのおじさんだからか高橋は疑われる様子はないけれど、小野寺はどうなる?
それにしても曲げた10円玉から小野寺の誕生月や十徳ナイフやテンピュールの枕やらよくもまあ10つながりで色々出てくるものだなあ。
それを終わらしたのはフロントにかかってきた宿泊客からのスリッパ要求の電話。滑ってますってオチなのは考えすぎ?
小野寺の宇宙人説を回避するために支配人と由美に正体を明かす高橋。支配人は、なかなか現実を受け止められないまでも、小野寺へのインタビューを断り、危機を回避。由美はあっけらかんとしていて、高橋をただ身体能力の高い人だと思ったようだ。
結局、「…夜ふかし」スタッフは“検尿カップの回収が職人並みに早い”美波ら職人を調査したというネタになったようだが、ディレクターである岸本の上司の反応はよくないようで…ボツ?