第4話 自力
遠藤清美 … 市川実日子
高橋孝介 … 角田晃広
中村葉月 … 鈴木杏
日比野美波 … 平岩紙
岡田綾乃 … 木南晴香
磯村由美 … 夏帆
沢田えり … 坂井真紀
奥田貴弘 … 田中直樹
村上博貴 … 小日向文世
同級生の綾乃の電動自転車が盗まれた。清美は高橋に取り戻してくれと頼むが面倒くさがって応じてもらえない。ホテルには受験生の姿があり、学生時代を懐かしむ清美は宇宙人の能力で大学に入った高橋にマウントを取られる。そんな2人を横目に長期滞在客の村上は富士山を眺めている。深夜には幽霊騒動や客室のお湯が出なくなったり、さらにクレーム客が怒鳴り込んできりとトラブルが続出し、清美と高橋は対応に追われる。
夜勤前にスーパーで買い物をする清美。ドレッシングを買うかどうか迷う場面、気持ちわかるーって共感してしまった。
買う目的の物がドレッシングならば、もちろん迷うわけがないのだけど、たまたま目的外の物が目に入ったりすると、まだあったっけ?どうだっけ?ってことはよくある。
で、あると思って買わないで買えると無いし、無いと思って買って買えるとまだあって無駄だったと感じてがっくり。なんでこうも逆なんだろうね。
そこでバッタリ会ったのが、前回登場した同級生の綾乃。買い物後に電動自転車が盗まれてしまう。
これは高橋の能力を使って犯人を見つけ出し、自転車を取り返すのが今回の話なんだ。どんな奮闘が見られるんだろう。
清美はさっそく高橋に自転車を取り戻してほしいと頼むが、あっさり断られる。
そうこうしているうちに霊の話からのつながりで、角部屋に電球を交換に行くが幽霊が出たとビビってもどっくる高橋。
高橋が実は霊感が強いという話だったので、清美も「(幽霊が)いた」というから意外と冷静で見慣れていて霊感が強いのかと思ったら違った。
実際にはそこに泊まっている客がもう一人をこっそり招き入れていてそれを幽霊と見間違っていたというオチ。
幽霊に見えていたものが実際は何でもないものだったり思い込みの部分もあったりするんだよというメッセージで何か盗まれた自転車と関係しているかなと深読みしてしまった。
そして、トラブルはさらに続く、今度は客室のお湯が突然出なくなってしまう。クレーム客や復旧に向けて、対応に追われる清美と高橋。といっても高橋は休憩してるだけだったような。
取説を読むことで客室のお湯を復旧させた清美。何かあった時にきちんと読むと意外に解決できたりするから取説ってバカにせずにちゃんと読むのって大事だよなあとこの場面も同意してしまった。
翌日、宿泊していた受験生が部屋に受験票を忘れてチェックアウトしてしまう。満を持して、高橋が能力を使う。猛スピードで追いかけるが、その途中でコンビニ強盗の逮捕に尽力し、その犯人は綾乃の電動自転車も盗んでいたことが判明と仕事とは裏腹に大活躍。
全然、盗まれた自転車に関して全然出てこないと思ったら、最後に出てきた。高橋が防犯からボールを投げつけたことで犯人は自転車から横転し、泥水をすすること(←綾乃の暴言)になったり、カラーボールによって蛍光塗料がついた自転車を高橋が塗装したり(←ガンプラ話)と何気ない会話が後々につながっていてクスっとさせられる。
終わってみるとそれぞれの場面だったり会話が意味があって緻密に計算されているようで無駄がない。きっと長期滞在客の村上が湖畔がたたずんで富士山を見ているのも綾乃の娘・りつが高橋を意味深な目で見ているのも意味のあるものなんだろう。