ホットスポット⑨

REVIEW

第9話 特別

キャスト

遠藤清美 … 市川実日子
高橋孝介 … 角田晃広
中村葉月 … 鈴木杏
日比野美波 … 平岩紙
磯村由美 … 夏帆
沢田えり … 坂井真紀
奥田貴弘 … 田中直樹
村上博貴 … 小日向文世

あらすじ

〇迫る取り壊し、失われる温泉
 清美の働くホテルは、いよいよ取り壊しが目前に迫っていた。これは単なる職場の喪失ではなく、宇宙人・高橋にとっては命の源である温泉が失われることを意味する。温泉に入れなくなれば免疫力が著しく低下する高橋にとって、ホテルの消滅は生存に直結する問題であり、事態は切迫している。

〇支配人・奥田の直談判
 高橋の事情を知る支配人・奥田は、少しでも可能性を探るべく、ホテルのオーナーに売却中止を掛け合う。しかし、オーナーはすでに売却を決断しており、その意向を覆すことはできない。経営判断としての合理性の前に、人情や事情は通用せず、現実の壁の高さが突きつけられる。

〇未来人が語る跡地計画
 未来人・村上の話によれば、ホテル跡地一帯の土地は市が買い取り、多目的施設など複数の新施設が建設される予定だという。具体的にどのような施設ができるのか、温泉に代わる環境が存在するのかについてはわからないが、少なくともホテルは完全に姿を消す運命にあることが示される。

〇始まる作戦会議
 清美、葉月、美波は、高橋を救うために何ができるのかを話し合い、作戦会議を始める。市の計画や売却という大きな流れに、個人でどう立ち向かうのかは極めて困難である。それでも三人は、何もしないまま高橋を失う未来を受け入れることだけはできず、可能性を探り続ける。

〇秘策は存在するのか
 最終回を目前に控え、高橋の命とホテルの存続は最大の局面を迎える。清美たちが考え出す秘策の具体的な内容については、第9話時点ではまだすべて明かされていない。果たして売却を食い止めることはできるのか、それとも別の救いの道があるのか。物語は決断の直前で幕を引く。

見どころ

〇日常と命が直結する瞬間
 第9話の見どころは、町の再開発というありふれた出来事が、高橋の生死に直結する点である。誰かにとっては前向きな都市計画が、別の誰かにとっては致命的な問題となる。その対比が、物語を単なるコメディでは終わらせない緊張感を生んでいる。

〇どうにもならない現実
 支配人の交渉が失敗に終わることで、善意や努力だけでは越えられない現実が明確になる。個人の思いと社会の決定の間に横たわる溝が、静かに、しかし残酷に描かれる回である。この無力感こそが、次の行動を生む原動力となっている。

〇最終回直前の緊張感
 第9話は解決編ではなく、あくまで決断前夜の物語である。秘策が成功するのかどうかはわからないが、清美たちが本気で未来を変えようとする覚悟が示される。日常系エイリアン・コメディが、運命を賭けたドラマへと変貌する転換点である。

感想

 レイクホテル浅ノ湖が売却の裏には不正がある。そして原口オーナーと梅本新市長が関わっているとにらんだ高橋らがそれを暴くために奮闘するのが今回。

 そのために協力してくれる人を増やすために特別と言って宇宙人であることをカミングアウトする高橋。それにしても今回だけで一気に高橋が宇宙人であることを知る人が増えたなあ。

 面白いのは女性は意外とすんなり受け入れるの対して男性は困惑状態。男女での受け止め方の違いが面白い。出てくる女性の登場人物はみんな度量が広いってことか。

 弁護士のミノケンから話を聞き、原口が梅本に賄賂を贈るにあたり合意書を交わしてそれが証拠になるというので手に入れることを計画する面々。

 帰り道の車内で清美、葉月、美波にお礼を言う高橋に3人は今まで助けてもらったからお互い様だといいシーン。でもそれで終わらず恩着せがましい高橋。さらにオーナー事務所に忍び込む時に行けたら行くという3人。でも、そんな会話も仲良し4人組って感じで微笑ましい。

 計画実行の時、誰も一緒に行ってくれないのかなと思ったら車2台でいつもの3人に彩乃に由美に瑞稀も同行。特に超能力者の瑞稀を呼んだのはナイスな判断。

 ところで高橋宅の前に来た時にいた女性は6人だったはずなのに途中から1人増えているのはどういうこと?最初はスナック「のん」のママを演じるMEGUMIかと思ったけれど、何度見返しても顔が違うし誰?今まで登場人物として出てきた記憶がない。これって何を意味しているのだろうか?

 オーナー事務所に到着し、無事セキュリティーを解除して忍び込み高橋だったが、途中から警備会社の車が来るは、オーナーもやってくるはで大ピンチ。

 天井だったり壁にしがみついたりして警備の人間をやりすごく高橋は宇宙人っていうより、忍者みたいで何か古典的。宇宙人だったら宙に浮いたり、消えたりできても良さそうな感じなのにそうじゃないところはこのドラマの世界観に合っているのかも。