第1話 未知との日常
キャスト
遠藤清美 … 市川実日子
高橋孝介 … 角田晃広
中村葉月 … 鈴木杏
日比野美波 … 平岩紙
磯村由美 … 夏帆
沢田えり … 坂井真紀
奥田貴弘 … 田中直樹
村上博貴 … 小日向文世
あらすじ
〇富士山麓、変わらない日常
山梨県、富士山の麓にある静かな町で暮らす遠藤清美は41歳のシングルマザーである。地元のビジネスホテルに勤務し、娘・若葉の弁当を作ってから出勤するのが毎朝の決まりだ。フロントでは由美、えりと淡々と業務をこなし、大きな不満も刺激もない日々を送っている。時間だけが静かに、しかし確実に過ぎていく生活が、清美の日常である。
〇ホテルという小さな社会
清美の職場であるビジネスホテルは、癖のある宿泊客に振り回されることも多いが、人間関係は驚くほど穏やかだ。支配人の奥田は親しみやすく、先輩の高橋は存在感が薄い。清美は清掃スタッフ・中本のSNSをこっそり覗いたり、謎の長期滞在客・村上の素性を想像したりしながら、刺激の少ない日常に小さな楽しみを見出している。
〇大人になった幼馴染たち
仕事以外の時間で清美が心を許せる相手は、地元の幼馴染である葉月と美波である。数か月に一度集まり、食事をしながら互いの近況を語り合う関係だ。大きな夢を語るわけでもなく、人生の成功を競うわけでもない。ただ現実を受け入れながら、少し笑ってやり過ごす。その距離感こそが、彼女たちの友情の形なのである。
〇命を救った異常な瞬間
ある日、清美は仕事帰りに自転車で帰宅途中、交通事故に遭いそうになる。間一髪のところで彼女を救ったのは、影の薄い先輩・高橋だった。信じがたい速さと腕力で清美を自転車ごと助け出した高橋の行動は、明らかに人間離れしていた。この出来事を境に、清美の日常に決定的なズレが生じ始めるのである。
〇宇宙人という告白
高橋は清美に対し、自らが宇宙人であると打ち明ける。これまで正体を隠し、目立たず静かに生きてきたが、清美を助けるため能力を使ってしまったのだという。「絶対に誰にも言わないでほしい」と念を押され、清美は了承する。しかし彼女はその秘密を幼馴染の葉月と美波に話してしまう。それが、平凡な日常を揺るがす引き金となる。
見どころ
〇平凡さの徹底が生むリアリティ
第1話の最大の特徴は、徹底して描かれる平凡な日常である。地方都市、ビジネスホテル、冴えない人間関係。どれも特別ではないからこそ、視聴者は清美の生活に自然と感情移入してしまう。その地味な日常の積み重ねがあるからこそ、後半に差し込まれる“宇宙人”という異物が強烈な違和感として際立つ構造になっている。
〇宇宙人設定の温度感
高橋が宇宙人であるという設定は、派手なSFではなく、あくまで日常の延長として提示される。能力の詳細や出身星などは第1話では語られず、その正体は多くがわからないままだ。この抑制された描き方が、物語を荒唐無稽にせず、人間ドラマとして成立させている点が見どころである。
〇秘密が人間関係を変える瞬間
清美が秘密を守れず幼馴染に話してしまう展開は、人間の弱さとリアルさを象徴している。善悪では割り切れない感情が、物語を静かに動かす。宇宙人の存在そのものよりも、「共有してしまった秘密」が人間関係や日常をどう変えていくのかが、本作の核心であることを第1話は明確に示している。
感想
色々場所から見える富士山。このドラマの拠点場所であり、宇宙人の秘密基地があって、UFOがここから飛び立ったりするのか?なんてことを想像していた。
物語は市川実日子演じるシングルマザー遠藤清美が働くビジネスホテルを中心に進んでいく。ホテルの従業員や勤務体系を紹介した後はお客に。出張でよく来る人、女連れの人と色々な常連客がいる。さらには3カ月泊まっている人もいるそうだ。
ビジネスホテルで働く従業員とお客の様子を描いたドラマだと自分の頭の中で認識し始めていた。そのため、宇宙人やUFOのことは頭の中からはすっかり消えていた。
そんなある日、清美は仕事帰りに事故に遭う…と思ったらタイトルが表示された後、場面は女3人で、カフェで語り合っている。その中には遠藤清美もいて、後の2人は幼なじみの葉月と美波だ。
事故はどうした?と思っているとその様子が清美から2人に明かされる。トラックとぶつかる寸前のところで男に救われる。自転車ごと持ち上げて衝突を避けるという常人とは思えないような力を見せたのは同僚の高橋だった。
映像だけ見ているとトラックに跳ね飛ばされているように見える。清美の後からの説明で何とか理解できたが、衝突を避ける瞬間はスローモーションにするとか映像で見せた方が一目瞭然だったと思う。
その後は、高橋の宇宙人なので、このことは内緒にしてくれと言い出す。そこからの清美と高橋、さらにはカフェでは幼なじみの葉月と美波を加えての掛け合いとなる。
高橋を演じているのが角田ということもあって、東京03でのコントのひとコマのように見えてくる。
日常のちょっとしたズレを起こすのを高橋を原点に幼馴染3人組が東京03のコントのごとく昇華させてくれそう。
そして、宇宙人・高橋の能力を職場で使う日がやってくる。常連客・丸山は毎回、アメニティ用品をごっそり持ち帰っていた。その彼がチェックアウトした後、テレビがなくなっていた。その証拠をつかむために清美とともに奮闘する。
最近は、タオルまで持ち帰るようになったと煽っていたから、最終的には高橋の力を使って証拠をるかみ、丸山ホテルの備品を持ち帰るのを辞めさせて一見落着。
そんなストーリーを想像していたが、犯人は清掃スタッフの中本こずえだった。独身生活を満喫していて、おそらくお金も持っているだろう。それだけに何でホテルの中古のテレビなんか盗んだのだろうか?
そこだけが疑問に感じた。コントのネタして見れば、そういうオチもありかなと思うけれど…。


