ESCAPE それは誘拐のはずだった②

REVIEW

第2話 令嬢と誘拐犯、ケンカップルがフルスロットル

キャスト

八神結以 … 桜田ひより
林田大介 … 佐野勇斗
万代詩乃 … ファーストサマーウイカ
山口健二 … 結木滉星
大西真咲 … 加藤千尋
大西岬 … 髙塚大夢(INI)
田端春輝 … 日高由起刀
岩田美麗 … 志田未来
八神恭一 … 間宮啓行
城之内晶 … 原沙知絵
香坂莉里 … 影山優佳
林田智子 … 野波麻帆
藤颯太 … 田中俊介
蛯原刑事部長 … 阪田マサノブ
霧生忍 … 神尾佑
斎藤丈治 … 飯田基祐
小宮山拓 … 松尾諭
白木広太 … 山口馬木也
霧生京 … 富田靖子
八神慶志 … 北村一輝

あらすじ

逃亡のはじまり
 誘拐された八神結以(桜田ひより)は、主犯・斎藤丈治(飯田基祐)の急死により、誘拐犯の一人・林田大介(佐野勇斗)と共に逃亡を開始。互いを「ハチ」「リンダ」と呼び合い、正体を隠しながらもぎこちない共闘を続ける。住む世界が違いすぎる二人の間には、緊張と小さな火花が生まれていく。

宇都宮の再会
 結以は幼い頃から慕っていた元家政婦・城之内晶(原沙知絵)が住む栃木・宇都宮へ。だがそこで待っていたのは、聞いていた情報と異なる晶の姿だった。離婚して別の店で働いているという噂を聞き、結以はその変化に動揺しながらも信頼する人との再会を求めて動く。

父の追跡
 一方、結以を探す父・八神慶志(北村一輝)は、斎藤から送られた20年以上前の年賀状を発見。その写真には斎藤夫妻と幼い娘の姿が写っており、慶志はその“過去の因縁”に興味を抱く。秘書・万代詩乃(ファーストサマーウイカ)らとともに、27年前の八神製薬の闇に繋がる手がかりを探し始める。

○27年前の影
 万代は年賀状の住所を訪ね、週刊誌記者の白木(山口馬木也)と遭遇。彼から「斎藤は独り身。あの件がきっかけで離婚した」と意味深な言葉を聞く。あの件とは何なのか。万代は斎藤の元妻・悦子(黒沢あすか)と接触し、27年前の八神製薬にまつわる因縁の存在を感じ取る。

○再会の裏で
 宇都宮へたどり着いた結以と大介は、晶を探す中で予期せぬトラブルに巻き込まれる。慣れない逃亡生活での小競り合いも増えるが、結以の無邪気な強さに大介は次第に心を動かされていく。だが、二人を追う視線は確実に迫っていた。逃げても逃げきれない運命が、再び二人を飲み込もうとしていた。

見どころ

○誘拐から共犯関係へ
 結以と大介の関係の変化。人質と犯人という関係から、次第に逃亡の仲間へと心が傾いていく過程が繊細に描かれる。「ハチ」「リンダ」と呼び合う可愛らしさの裏に、孤独を抱えた者同士の共鳴があり、逃亡劇に温度と人間味を与えている。

○27年前の八神製薬の闇
 父・慶志と斎藤の間にあった“過去の出来事”が物語を大きく動かし始める。年賀状、元妻の証言、白木記者の言葉、点と点が繋がるたび、誘拐事件が単なる犯罪でないことが見えてくる。企業と個人、罪と報い。八神家に隠された真実への興味を引き立てる構成となっている。

○父と娘、それぞれの逃避
 結以が自由を求めて逃げ、大介と共に生きようとする一方で、父・慶志もまた過去から逃げ続けている。親子が異なる形で逃避を選ぶ構図が、第2話のテーマの一つ。二人の逃げる理由が次第に交錯していく展開が、物語に心理的な厚みを加えている。

感想

 被害者と誘拐犯という立場の結以と大介が少しずつ心を通わせていく過程が描かれていた。

 そして、その関係性も仲間というか共犯者のような感じに傾いている。

 しかし晶に対してはそれぞれ対照的だった。結以は心の拠り所にしていたため安堵、それに対して大介は警戒心。

 晶の息子・星の様子から、また家の雰囲気など色々と感じとった大介の直感力を見る限り、今後、お嬢さま育ちの結以をそういう部分で補っていくのかなと感じる。

 一緒に暮らせると思っていた晶に裏切られた結以。希望から絶望へ落差が半端なかった。さらに「結以ちゃんにはわからないよ。人を好きになることもお金がどれ大事かも」という晶はの言葉が印象的だった。

 一方、結以の父・慶志のパート部分では27年前の事件、八神製薬の闇?が出てきた。慶志がかつて何を隠したのか?それが娘の誘拐にどう繋がるのか?好奇心を強く刺激された。