最後の鑑定人⑤

REVIEW

第5話 事故死か? 他殺か? 水死体と都丸刑事の後悔

キャスト

土門誠 … 藤木直人
高倉柊子 … 白石麻衣
相田直樹 … 迫田孝也
都丸勇人 … 中沢元紀
三浦耕太郎 … 阿部亮平
嵐山信幸 … 栗原類
尾藤宏香 … 松雪泰子

第5話ゲスト
室田誠治 … 佐野岳
糸川翠 … 池田朱那
麦倉功太 … 堀丞

あらすじ

○河原に眠る女
 刑事・都丸が河原で女性遺体を発見。それはかつて彼が事情聴取した糸川翠だった。都丸は事故死ではなく“他殺”を直感する。

封印された過去の依頼
 都丸は土門に「他殺を科学で証明してほしい」と依頼。かつて捜査した仮想通貨会社社長・室田の影が再び浮かび上がる。

陰性を覆す再鑑定
 尾藤と共に薬物を再検査すると、新種の合成カチノンが検出。過去の「陰性」という結果が揺らぎ始める。

水とコンタクトが語る証拠
 遺体の胃の水と温泉水の一致、ワインボトルに残されたコンタクトレンズのDNAから、事件現場と関係者の接点が浮かび上がる。

○真相への反響
 水底での“溺死”が事故でない可能性、薬物使用の痕跡、アリバイの有無などが物語を動かす。

見どころ

○「水底の真実」を暴く科学鑑定
 遺体の肺や胃に残った水に含まれるプランクトンの種類から“実際に溺れた場所”を特定するという、リアルかつ緻密な科学鑑定が見どころ。

○危険ドラッグの発覚と社会性
 通常の薬物検査では出なかった“危険ドラッグ”の存在が明らかに。社会的に問題視されるテーマを取り上げることで、物語に重みが加わっている。

○元夫婦の複雑な関係
 依頼に協力する尾藤と、それに頼る土門。互いに過去を抱えつつも、仕事では最強のコンビという関係性。

感想

 科学の力が見逃された真実を浮かび上がらせるという回でありながら、土門の人間関係を深掘りするといったものも盛り込まれていた。

 水中プランクトンの鑑定や危険ドラッグの特定といった科学的手法は見応えがあった。そこにいくまで刑事や鑑定人たちの人間的な執念や想いが交差し、特に都丸の熱量が物語を牽引していえた。

 一方で土門と尾藤のやりとりは未練あり信頼もありで、そこに高倉もいて新たな人間模様を生み出していた。