第4話 土門の過去が明らかに…科捜研を辞めた理由
キャスト
土門誠 … 藤木直人
高倉柊子 … 白石麻衣
相田直樹 … 迫田孝也
都丸勇人 … 中沢元紀
三浦耕太郎 … 阿部亮平
嵐山信幸 … 栗原類
尾藤宏香 … 松雪泰子
第4話ゲスト
西村葉留佳 … 佐藤めぐみ
戸木隼人 … 西垣匠
西村民代 … 渡辺杉枝
あらすじ
○封印された過去
かつて最後の鑑定人とも呼ばれた土門には、科捜研を辞めるきっかけとなった、どうしても解決できなかった事件があった。
○悲しみに暮れる母
西村民代が鑑定所を訪問。娘・葉留佳の遺品に科捜研時代の名刺があり、それがきっかけで土門に鑑定を依頼。葉留佳は自ら命を絶っており、その真相を知りたいと訴える。
○7年前の連続通り魔事件
葉留佳と共に捜査していた事件で、ホームレスの真鍋が犯行を自白したものの、後に供述を撤回。物的証拠がなく誤認逮捕となり、葉留佳は警察を辞め、土門も科捜研を退職した。
○封じられた真実
葉留佳の遺品から裂かれたノートやクローゼットの残留物を発見し、それらの科学鑑定を通じて未解決の真実に迫る。
○真相と対峙する土門の覚悟
鑑定によって辿り着いた結論は、葉留佳が真犯人をかばっていたこと。特に、土門が“科学は嘘をつかない”という信条を取り戻す。
見どころ
○土門が科捜研を去った理由
なぜ最先端の科捜研を辞めたのか?その背景がついに描かれる。彼の過去が物語の核を成し、科学者としての信念や迷いに迫る重要なエピソード。
○科学と人間の間で揺れる決断
事件解決に向けた証拠鑑定の過程で、土門は科学の冷徹さと人間の感情の狭間に再び立たされる。高倉や尾藤との関わりを通じ、科学者であり続ける意味を見つめ直す姿が最大の見どころ。
○演技派ゲストの存在感
葉留佳役の佐藤めぐみ、彼女の母・民代役を演じた渡辺杉枝の熱演。
感想
単なる事件解決ではなく、土門の原点に触れる回だった。科学を信じるというこのドラマの核心を描いたが、それにしてはさらっとして物足りないように感じた。前編、後編に2回に渡って、もう少し詳しく描いても良かったのではないだろうか。
7年前の科捜研を辞める理由となった古傷の過去を高倉に見せたことで、絆という意味ではさらに深まったように感じた。

