最後の鑑定人③

REVIEW

第3話 放火事件の真実に迫る! 高倉の過去と後悔…

キャスト

土門誠 … 藤木直人
高倉柊子 … 白石麻衣
相田直樹 … 迫田孝也
都丸勇人 … 中沢元紀
三浦耕太郎 … 阿部亮平
嵐山信幸 … 栗原類
尾藤宏香 … 松雪泰子

第3話ゲスト
黒瀬達夫 … 片桐仁
ホアン・ヴァン・ギア … 井坂郁巳
ホアン・ヴァン・ミン … 唐木俊輔

あらすじ

○黙秘の容疑者
 ベトナムから来日した技能実習生、ホアンが、自ら火災を通報し放火容疑で逮捕。ポリタンクに指紋も見つかる中、彼は一貫して黙秘を続ける。弁護が難航し、弁護士の相田が土門に動機の鑑定を依頼する。

隠されたテルペンの匂い
 科警研の尾藤の協力を得て鑑定を実施。カセットコンロ用ブタンに加え、植物由来のテルペン成分が検出され、事件の隠れた側面を示唆する手がかりに。

生活感のなさが語る真実
 現場検証では、ガスボンベの金属片が見当たらず、共同住宅にしては物が極端に少なく生活感のなさに違和感を覚える。

社長・黒瀬に違和感を覚えた高倉
 高倉と相田がホアンの受け入れ先である企業の社長、黒瀬に事情を聞く。黒瀬は「放火動機は思い当たらない」と語るが、高倉はその仕草に不自然さを感じる。

○裏の動機と守りたい想い
 聞き込みで高倉が社長・黒瀬の動揺に気づき、追及を進めると火災の裏には「大麻ワックス製造」の痕跡があり、ホアンが実は仲間と弟を守るために動いていたことが浮かび上がる。

見どころ

○科学が暴く匂いの真実
 燃焼残渣からブタンに加えテルペン成分を検出。単なる放火ではなく、裏で“大麻ワックス製造”が行われていたことが浮かび上がるシーンは衝撃的。科学捜査ならではの展開。

○黙秘の裏にある想い
 ホアンは一切語らないが、その黙秘の理由が「仲間や弟を守るため」だったと判明。さらにその背景に高倉の葛藤がさりげなく描かれ、人間の心がドラマを深くしていた。

○高倉の直感と土門の科学の融合
 黒瀬の動揺に気づいた高倉の人間観察力。そこに土門の科学分析が加わり、事件の真相に迫っていく流れはこのドラマの醍醐味。

感想

 第2話は親子だったが第3話は兄弟。科学の限界を描きつつ、人間ドラマが描かれていた。守りたいもののために罪をかぶろうとする姿は前回同様せつない。科学の冷徹さと人の温かさの対比が鮮烈で面白かった。

 また、対比でいうと土門の論理と高倉も人間味、2人の役割が鮮明になってきて、段々といいコンビになってきた。