第5話 いよいよ開幕
キャスト
久部三成 … 菅田将暉
倖田リカ … 二階堂ふみ
蓬莱省吾 … 神木隆之介
江頭樹里 … 浜辺美波
風呂須太郎 … 小林薫
トニー安藤 … 市原隼人
大瀬六郎 … 戸塚純貴
パトラ鈴木 … アンミカ
毛脛モネ … 秋元才加
朝雄 … 佐藤大空
おばば … 菊地凛子
江頭論平 … 坂東彌十郎
うる爺 … 井上順
伴工作 … 野間口徹
ジェシー才賀 … シルビア・グラブ
乱士郎 … 佳久創
浅野大門 … 野添義弘
浅野フレ … 長野里美
トンちゃん … 富田望生
黒崎 … 小澤雄太
彗星フォルモン … 西村瑞樹(バイきんぐ)
王子はるお … 大水洋介(ラバーガール)
仮歯 … ひょうろく
毛利里奈 … 福井夏
ケントちゃん … 松田慎也
いざなぎダンカン … 小池栄子
あらすじ
○初日開幕、揺れる心と小さなきっかけ
旗揚げ公演の初日、久部(菅田将暉)は強気に宣言するが、神社の樹里(浜辺美波)の態度やリカ(二階堂ふみ)の不安定な言動に動揺。うる爺(井上順)の言葉で揺れる樹里の心も交差し、劇団員の熱気と不安が入り混じって初日が幕を開けていく。
○続く雑務、続く混乱
劇団員は装飾や清掃で大忙し。モネ(秋元才加)は息子の紅白帽問題で外出、トニー(市原隼人)は花を見て決意し、支配人(野添善弘)はアンチョコを貼り続ける。公演直前のバタついた空気の中、久部は取材を受けながら全体を支えようと奔走する。
○リカの揺らぎ、久部の苛立ち
リカは本番前に久部へ甘えるようで突き放す複雑な態度を見せ、久部は責任感と感情の板挟みに。外に出るとロックンロール族と揉めて傷だらけになるなど、初日を前に心身ともに限界へ追い込まれていく。
○次々襲うトラブル、試される結束力
パトラ(アンミカ)の怪我、モネ不在、フォルモン(西村瑞樹)の駄々などトラブル続出。久部は怒りを抑えつつ次々と対処し、伴(野間口徹)や蓬莱(神木隆之介)の緻密なサポートでなんとか開場にこぎつける。だが本番直前、今度はうる爺が本番恐怖で離脱宣言する。
○満身創痍の初日、光と絶望と老人の正体
久部の叫びによりうる爺は出演を決意し、舞台はなんとか幕を開ける。終演後、酷評と売上不足に肩を落とす久部。屋上で涙する彼の前に、怪しい老人の正体―大御所俳優・是尾礼三郎(浅野和之)が現れ、物語は次の転機へ向かう。
見どころ
○総力戦で迎える舞台初日のリアル
取材、装飾、子どもの問題、怪我、感情の揺らぎ…舞台裏で同時多発する問題の数々が圧巻。劇団員の温度差と必死さが入り混じり、実際の劇場が持つ初日の混沌を臨場感たっぷりに描く。
○久部の限界と、それでも舞台を続ける執念
傷だらけになりながらも全員を支え、劇場を守ろうとする久部。感情を爆発させながらも責任から逃げない姿に、舞台に取り憑かれた人間としての熱量が集約される、最も人間臭いエピソード。
○初日の歓声と、終演後の落差が生むドラマ
観客が集まり開演を迎えた高揚感から一転、酷評と売上の現実で突き落とされる久部。この落差が物語を一段深め、最後に現れる是尾礼三郎の存在が第2幕の始まりを予感させる強烈なラストとなっている。
感想
初日を迎え高揚する一同とは裏腹に、トラブル続きで精神的に追い詰められていく久部の姿が痛々しい。屋上で泣き声をあげるシーンは、彼の未熟さと真摯さが同時に露わになる象徴的瞬間だった。
また、うる爺の15分郡上踊り?は笑いどころでありながら、本番の恐怖に飲まれる役者のリアルな弱さも滲む。実際のシーンは描かれていなかったので想像するしかないのだが、ちょっと見てみたかった。
初日でご祝儀的なものがあっても約10万円の売り上げ。厳しい現実は、芝居を続けることの過酷さを突きつけられる。
そんな絶望の中、最初はただの不審者と思われた老人が、実は大物俳優・是尾礼三郎だったといラストシーンは物語を大きく動かす転換点か?一筋の光が差し込むが差し込み次回への期待が膨らむ。

