晩酌の流儀5~夏編~⑤

REVIEW

第5話 「わさびステーキ」

キャスト

伊澤美幸 … 栗山千明
島村直人 … 武⽥航平
富川葵 … 辻凪⼦
牛場 … 馬場裕之(ロバート)
珍山 … ミスターちん
肉山 … 土屋伸之(ナイツ)
ヤス … 本宮泰風
アキラ … アキラ100%
馬太郎 …  片岡鶴太郎
海野二郎 … おかやまはじめ

あらすじ

○登山への挑戦と山道での出会い
 究極の晩酌を味わうため、伊澤美幸(栗山千明)は東京の御岳山へ登山に向かう。身体を追い込んで喉を乾かす過酷な山道を登る途中、美幸は精肉店を営む肉山(土屋伸之)と遭遇する。肉山はかつての漫才の相方である矢保山(塙宣之)と山頂で待ち合わせをし、肉を焼いて食べる約束をしている最中であった。美幸は目的の山頂を目指し、自身の身体を徹底的に鍛え上げながら足を進めていく。

山頂での葛藤と鋼の決意
 苦難の登山を乗り越えて山頂へ到着した美幸を待ち受けていたのは、肉山と矢保山が繰り広げる「山頂焼肉」の芳しい匂いと強烈な誘惑だった。香ばしく焼ける肉の香りに心揺さぶられ、食欲は限界に達する。しかし、自宅で迎える夜の晩酌こそを最高の体験に仕立て上げたい美幸は、自らの内に秘めた鋼の意志でこのご馳走を辞退する。肉を食べたいという衝動を極限まで引き延ばしたまま、彼女は下山へと向かうのだった。

欲望を解放する至高の肉晩酌
 山頂での肉の誘惑に耐え抜き、極限まで空腹と肉への渇望を高めた美幸は、自宅のキッチンで至福の一杯に向けた調理を開始する。食卓に並ぶのは、肉の旨味が引き立つわさびステーキ、香ばしいほうれん草ベーコン、そして濃厚なコンビーフタルタルという魅惑の肉料理たちだ。我慢を重ねた末の一口と冷えた酒は彼女の五臓六腑を潤し、苦労を重ねた一日を締めくくる最高の晩酌がここに完成する。

晩酌

  • コンビーフタルタル
  • ほうれん草ベーコン
  • わさびステーキ
  • 金麦2缶

感想

 登山によって身体を極限まで追い込み、その後は肉の誘惑というなかなかストイックな回だった。山頂で繰り広げられる焼肉の場面は、香ばしい煙と音で食欲をそそられる。

 その誘惑に打ち勝って下山する美幸の精神力はさすがだ。もはや晩酌への執念とも思える。そんな彼女と肉山と矢保山による掛け合いの対比が見事で面白い。山頂での会話がもはやナイツのネタになっている。

 下山して温泉で疲れをとった後、さらにフルーツ牛乳が美幸の前に立ちはだかる。しかし、その喉の渇きにも打ち勝ち自宅へ。

 数々の手ごわい誘惑を乗り越え、わさびステーキやコンビーフタルタルを自宅で食す瞬間の開放はたまらない。欲望を極限まで我慢した後の一杯はさぞ美味しいに違いない。