DOCTOR PRICE⑩

REVIEW

第10話 未来の医療業界のため、最後の闘いへ

キャスト

鳴木金成 … 岩田剛典
夜長亜季 … 蒔田彩珠
石上道徳 … 三浦貴大
北見まもり … 成海璃子
依岡健 … 北山宏光
鳴木将成 … 林泰文
銅坂麻衣 … 菊池日菜子
倉持栄治 … 坪倉由幸
塚田明 … 水橋研二
網野景仁 … ユースケ・サンタマリア
天童真保 … 篠原涼子

第10話ゲスト
芝浦誠一郎 … 升毅
浜崎哲夫 … 永岡佑

あらすじ

網野との最終決戦
 3年前の医療過誤の黒幕・網野の不正を暴くため、鳴木と夜長が“最後の戦い”に挑む。

スティファー社買収をめぐる攻防
 鳴木は天童の協力を得て投資ファンドの後ろ盾を獲得、買収成功目前に。だが石上の情報で動いた網野が株を大量取得し、苛烈なマネーゲームが開幕する。

正義を掲げた最後のミッション
 世論を味方にした網野に対抗し、鳴木は「夜長君、最終ミッションだ」と共に動き出す。亡き父の無念と未来の医療のために、正義をかけた告発へ。

○特別監査チームの圧力
 まもりが所属する労基署では、Dr.コネクションを狙い撃ちにする特別監査チームが結成。鳴木と夜長は徹底的に追い込まれていく。

○仮面を剥がされる網野
 権力をほしいままにしてきた網野の本性が明らかになり、医療界に大きな変革の瞬間が訪れる。

見どころ

○権力と正義の最終対決
 鳴木と網野、対極の立場にある二人の信念がぶつかる最後の瞬間。

親子の因縁に決着
 鳴木の父、夜長の母、それぞれの親世代から続いてきた宿命がついに終止符を打たれる。

○医療界の未来を問う結末
 Dr.コネクションの存続とともに、医療は誰のためにあるのかという根源的なテーマに答えが示される。

感想

 権力や利権に屈せず「父の無念を晴らす」という信念を貫いた思いがようやく実った最終回だった。裏切りに遭っても孤立をしても正義を曲げない鳴木の姿が印象的だった。 

 そして圧倒的な権力をもった網野の所業が明らかになった瞬間はすっきりとした解放感でいっぱいになった。

 また「医療は誰のためのもの」という問いかけには考えさせられる最終回だった。