第6話 笑福湯の生前相続
灰江七生 … 赤楚衛二
三富令子 … 桜田ひより
朝永秀樹 … 矢本悠馬
福士遥 … 落合モトキ
金山竜 … 渋川清彦
羽毛田香 … 三浦貴大
地鶏健吾 … 加藤雅也
4代目の健治が営む銭湯「笑福湯」は長年地域で愛されてきたが経営は先細り。娘夫婦は継ぐ気はなく廃業は避けられない。生きているうちに相続対策が大事だという灰江に助言された健治は銭湯を残す方法を考えてほしいと頼む。そんな中、孫の真央が銭湯を継ぎたいと言い出し、灰江は生前贈与を提案するが思わぬ問題が生じて…。
地域で長年愛された銭湯「笑福湯」の主人・福田健治ことケンジイ。かつては繁盛していた銭湯も今は利用客も減少、さらに後を継ぐものもいなく、このままでは廃業。
灰江のアドバイスから始まったケンジイの生前相続。笑福湯を継ぎたいという孫娘・真央。彼女の両親・明子と雄介は苦労はさせたくないと猛反対。
そして銭湯を継ごうとする真央へ生前贈与と話が出てきたところで、これは親子で財産を巡っての争いが始まるんだろうと思っていた。
まずは税金対策でコインパーキングの土地を売ることにしたが、基準値を超えたヒ素が検出される。
このヒ素、今回のキーになるのかな?なんて思いつつ、土地を売らせないために明子と雄介が何か仕組んだのかなと最初は思っていた。ただ、土地の資産価値が落ちるようなことをするかな?とも思っていた。
実は銭湯の常連客で不動産会社に勤め、媒介を頼まれた飯山が土壌汚染の分析表を改ざんし、安く土地を買い取って高く売るために仕組んだことだった。
さらに飯山の正体は前科二犯の詐欺師だったという結末。何となく怪しい感じはしたものの最初の方でもう少し詐欺師につながるような仕掛けがあればなあと思った。
真央が飯山に感じていた違和感が詐欺師につながるものなのかもしれないけれど、それだけだと弱くないかな?
そこから飯山が不動産会社に実在するか、名刺から会社のドメインが正しいか、そして使っている携帯の名義まで調べ上げ、極めつけは警視庁のデータベースまで照会。
真央が銭湯で培った人を見る目がきっかけで、そこから灰江が飯山を気にするようになって何かに気づいてということなんだろうけれど、描写としてはあやふやで最後に種明かししてくれればすっきりしたのだが。
最後は真央がただ継ぐだけなのかなと思っていたら、伝統を残しつつも現代アートや最新のトレンドを取り入れた笑福湯のリニューアルプランを出してきて、彼女なりにしっかり考えていてびっくり。
その他にも久々に登場の弁護士・福士から令子が引き抜きの打診を受けたりしてどうなるの?福士のところの方が儲かっていそうだし、そっちに行ってしまう?