CALL−4 「絶対」の重責、心に秘めた熱いもの
粕原雪 … 清野菜名
兼下睦夫 … 瀬戸康史
新島紗良 … 見上愛
与呉心之介 … 一ノ瀬颯
箕輪健介 … 前原滉
上杉昴 … 酒井大成
田中悠 … 三浦獠太
粕原小夏 … 蓮佛 美沙子
粕原春香 … 堀内敬子
粕原銀 … 遠山俊也
高千穂 一葉 … 中村ゆり
堂島信一 … 佐藤浩市
消防司令センターでは、雪ら管制員が通報対応に追われていた。インフルエンザによる救急要請が増える中、与呉は通報者に応急処置を促すが、強い口調になりクレームを受ける。そんな中、救急隊出場数の増加を鑑みて指導医の峰元が司令課に入り、司令管制員に助言することになる。雪は、夫が発熱した高齢女性からの通報に対応。そこで雪が発した言葉に与呉は強く反発する。実は彼も、救急救命士時代に同じ言葉を口にした過去があった…。
熱い人たちっていうのが今回の内容だ。消防司令センターでは、インフルエンザによる救急車要請が多く、対応に追われている。
そんな中、緊急処置に非協力的な通報者に、つい声を荒らげてしまう与呉。クレームが入り、高千穂からは注意を受ける。
根底に助けたいという思いがあるにしろ、思い通りにならないといらだって声を荒らげてしまう。自分の感情をコントロールできない人なのかも。こういうタイプが上司だと最悪かも…。
片や上司の高千穂は与呉に一定の理解を示しつつも度を過ぎないようにと諭している。上に立ってメンバーをまとめるだけあって冷静で論理的。仕事終わりで一杯飲む時には少し素が出るものの、彼女も熱い気持ちは持っていると思うので、この先どこかで見てみたい気もする。
さて、もう一人の熱いメンバーは主人公・雪。通報してきた高齢女性に「絶対に助ける!」と言うも言葉通りにはならず…。その言葉を聞いて与呉が険しい顔をするが、それは同じ経験があったから。
その後、堂島の阪神淡路大震災の現場へ行った時の話からの質問だったり、紗良とのバッティングセンターの気分転換を挟んでの急性心筋梗塞と思われる人物の家族からの通報。
そこで、気持ちが入り過ぎで最終的に「絶対に助ける」と声をかけ、3年前のトラウマをする。どうせならば、救命に非協力的な通報者を会話で納得させて、そこからの救命処置を通して「絶対に助ける」と言葉が出てきたほうがより良かったのかなと思った。
通報者が協力的でAEDの使い方を知っていたり、雪が都筑区の新道を知っていたこともあって何とか助けることができたけれど、再びこちらの指示に従ってくれない通報者の場合は大丈夫なんだろうか?
今回の一番の見せ場のシーンで全て克服してしまえーって方が月9らしいとも思えるのだが。
前回に続き、今回も兼下はもちろん雪も存在感は少なかった。その回ごとに主要な登場人物に焦点をあてて進んでいく感じなのか?