第3話 ゴミだらけの家
犬頭光太郎 … 上川隆也
若宮恵美子 … 内田理央
大島雅弘 … 宮世琉弥
有村次郎 … 浜野謙太
片山芳光 … 本多力
大島高丸 … 船越英一郎
恵美子の元に室長代理・片山からゴミ屋敷の調査依頼が舞い込む。早速、問題の家へ向かいインターホンを鳴らすも反応がない。そこへ犬頭が現れ大声で呼ぶと家主である前島の怒号が鳴り響く。通りかかった警察官・倉岳にクレーム主・伊藤明子の家へ案内してもらうことに。前島がゴミを拾っていたのは1年前に警察官がホームレスに射殺された公園だと聞き、引っかかる犬頭。一方、前島宅を再訪した恵美子は場所ごとにゴミの種類に気がつくが…。
室長代理・片山から恵美子にゴミ屋敷の調査依頼が入った。
賃貸のマンションかアパートかと思ったら、ゴミ屋敷も苦情主も一軒家、しかも貸家として賃貸しているわけでもないようだ。
販売した不動産会社より行政に相談する案件では?大島不動産は面倒見てくれているけれど、普通は苦情を言ったところで不動産会社は相手にもしてもらえないような気がするのだが?
さて、問題のゴミ屋敷、警察に苦情が来ているのは2週間くらい前からだが、ゴミ屋敷として認識されるようになったのは一年前くらいだという。
ゴミ屋敷の主・前島がおかしくなったのは妻がなくなってからで、さらにゴミを集めていた公園は一年前に警察官殺人事件があった場所だった。
もうこの時点で殺人事件と何らかの関与があるのが明らか。警察官もホームレスも実は殺したのは前島の息子・猛で、ゴミ屋敷をカモフラージュにし、人を遠ざけにようして匿っているのでは?と思った。
実際の真犯人は警察官・倉岳で、猛は事件に関与していなかった。突然、会社を辞めた猛はゴミを持ち帰ってくるように。その中の雑誌に大量の血が付着しているのを見つけた前島は息子の猛が何か事件を起こしたと思い幽閉。猛は優秀な父親からのプレッシャーで壊れてしまったのだと思う。
最後の方でかすかに足元と後ろ姿しか映らないのが、今までこの家にいない者として扱われてきたと表現するのは十分な演出で何とも言えない気分になった。
個人的にはゴミ屋敷の裏に潜む前島と猛の親子間の話を中心でも面白かったかなと思うが、それだとミステリーからは遠くなってしまうのと原作もあるのでなかなか難しいのかなと…。