相続探偵①

REVIEW

第1話 或る小説家の遺言

キャスト

灰江七生 … 赤楚衛二
三富令子 … 桜田ひより
朝永秀樹 … 矢本悠馬
福士遥 … 落合モトキ
金山竜 … 渋川清彦
羽毛田香 … 三浦貴大
地鶏健吾 … 加藤雅也

 遺産相続専門の探偵・灰江は大物ミステリー作家・今畠が残した遺産相続問題の現場に遭遇。遺産は市香、双葉、美樹の三姉妹に渡ると思われたが、今畠は秘書の桜庭に相続させるとビデオメッセージで残していた。映像での遺言は無効だと知りながら残していた今畠。そして灰江はその残されたビデオ内に不審な点をに気づく…。


 相続探偵って何?相続の後につくとしたら弁護士じゃないの?って思って見たら元弁護士で相続にまつわる難事件をあっ決する探偵だそうだ。

 ミステリー作家・今畠忍三郎が残した遺産を巡る相続トラブルの現場に遭遇した探偵の灰江。

 どういう経緯で相続トラブルを嗅ぎつけたのか、今畠の葬式に現れ豪快に飲み食いする。まさにハイエナと呼ばれるだけある。

 今畠には三人の娘がいたが、ビデオで残した遺言は秘書の桜庭に財産のすべてを相続させる…と。

 灰江の口から今畠家のお手伝いさん・下島の話が出て、彼女前で今畠は穏やかだったという話が出ていたので、本当に遺産を相続させたいのはこの人なんだろうなというのは予測でいた。

 虐待と遺言書の強要を気づかせるためにビデオメッセージや偽造ワインを返礼品に指定したりと、まさにミステリー作家らしい。

 ただ、最後の今畠の原稿「相続探偵ハイエナ」でわかるように、灰江なら分かるよね?というメッセージだったのかなと思う。ワインを楽しむで培った2人の間での絆なんだろう。

 最終的には桜庭はもちろん、三姉妹も遺産は受け取ることはできなかったが、父との子どもの頃を思い出し、プライスレスの遺言を受け取ったのかなと考えると終わり方としてはキレイだった。

 ただ、灰江の過去に何があったのかは謎も残したままで非常に気になる。