問題物件②

REVIEW

第2話 ポルターガイストが起こる部屋

キャスト

犬頭光太郎 … 上川隆也
若宮恵美子 … 内田理央
大島雅弘 … 宮世琉弥
有村次郎 … 浜野謙太
片山芳光 … 本多力
大島高丸 … 船越英一郎

【第2話ゲスト】
熱海光吉 … 徳井優
滝野高 …東啓介
アキコ … 鳥居みゆき
田中和也 …菅原卓磨

あらすじ

○再び舞い込んだ怪奇案件
 販売特別室で働き始めた若宮恵美子(内田理央)は、大島家の一室に自分のデスクを与えられる。しかし室長の大島雅弘(宮世琉弥)は相変わらず心霊ゲームに夢中で、職場らしい空気はほとんどない。そんななか片山芳光(本多力)から新たな依頼が届く。今回の案件は「ポルターガイストが起こる部屋」である。雅弘は現地調査を拒否し、恵美子は一人で現場へ向かうことになる。前回と同じく不穏な雰囲気のなか、またしても奇妙な事件との対峙が始まるのである。

昏睡状態の住人が残した証言
 問題の部屋はマンション505号室だった。管理人の熱海光吉(徳井優)によると、住人の滝野高(東啓介)は一か月ほど前から、毎週月曜の深夜になると部屋で怪現象が起きると訴えていたという。家具が揺れ、照明が点滅し、壁や天井から異音が響く。騒ぎの末に警察沙汰となり、現在の滝野は昏睡状態で入院中だった。薬物反応も検出されており、恵美子は幻覚を疑う。しかし現場にはいつものように犬頭光太郎(上川隆也)が現れ、単純な話では終わらないことを示唆する。

消えた女と謎の組織
 調査を進めた恵美子と犬頭は、滝野が異変を訴え始めた時期に平塚アケミ(前沢海友)という女性と交際を始めていた事実を掴む。二人はアケミが働いていたスナックを訪ねるが、本人は姿を消していた。さらに店を出た直後、正体不明の男たちに襲撃される。犬頭は圧倒的な身体能力で撃退し、その際に「リッガー&ベル」という会社の名刺を入手する。有村次郎(浜野謙太)の調査によって、その会社には危険な噂が付きまとっていることが判明する。

○ポルターガイストの正体
 犬頭は505号室で起きた現象を検証し、家具の揺れや照明の点滅は遠隔操作で再現可能であることを証明する。しかし異音だけは説明がつかない。そこで彼は部屋から見える廃工場に着目する。さらに恵美子と雅弘の協力によって、リッガー&ベルが所有する貸しスタジオを突き止める。その部屋は505号室と酷似した構造を持ち、振動や騒音が発生しやすい環境だった。怪奇現象と思われていたものは、巧妙に作り出された錯覚だったのである。

○薬物取引を隠すための偽装工作
 犬頭が辿り着いた真相は、ポルターガイストとは無関係の犯罪だった。月曜の夜ごとに田中和也(菅原卓磨)らはアケミを利用し、滝野を酒と薬で眠らせて貸しスタジオへ運び込んでいた。滝野の部屋から見える廃工場では薬物取引が行われており、目撃される危険があったためである。しかし滝野が体験を怪奇現象だと訴え始めたことで計画は狂い、犯人たちは彼を薬物中毒者に仕立て上げた。事件解決後、犬頭は再び姿を消し、その存在の謎だけが残される。

見どころ

○心霊現象から犯罪サスペンスへの転換
 ポルターガイストという古典的な怪談を題材にしながら、その背後に現代的な犯罪を潜ませている点である。視聴者はまず超常現象を疑うが、調査が進むにつれて薬物取引や監禁工作という現実的な問題へと話が変化していく。怪異の正体を暴く過程と犯罪捜査が自然に結びついており、単なるオカルト否定では終わらない構成が印象的である。

○犬頭の規格外な活躍
 第2話では犬頭の魅力がさらに強調されている。推理力だけでなく、襲撃者を軽々と退ける身体能力まで披露し、常人離れした存在感を見せつける。事件の核心へ近づく速度も群を抜いており、周囲が混乱するなかで一人だけ真相へ向かって進んでいく姿が痛快である。一方で、彼がなぜそこまで事情に通じているのかは依然として不明であり、視聴者の興味を引き続ける。

○雅弘と犬頭を結ぶ新たな謎
 事件そのものとは別に、雅弘の過去へ踏み込む描写も見逃せない。恵美子は大島家の事故の記録を発見し、雅弘が七年前の交通事故で生き残ったことを知る。そして終盤には犬頭のスマートフォンに保存された少年と犬の写真が映し出される。その姿は雅弘と犬太を思わせるものであり、犬頭との間に何らかの深い関係があることを予感させる。連続ドラマとしての縦軸が大きく動き始めた回でもある。せない。

感想

 ポルターガイスト現象が起こるという部屋が今回の調査。部屋の物が勝手倒れ、天井や壁からは変な音が聞こえ、灯りが点灯と消灯を繰り返す。

 いかにも裏がありそうな感じで、どんなトリックが隠されているんだろうと思っていた。すると入院中の住人・滝野からは覚醒剤にアルコール、さらには睡眠薬の反応が出たという事実が管理人の口から明らかになる。

 部屋が散らかっているのも錯乱状態で自分で暴れただけ?ポルターガイスト現象はこれで説明がついてクレームは一見落着。あっさりと解決と思ったら、まだまだ続きがあった。これで終わったら流石に時間が余ってしまう。

 ポルターガイスト現象の裏にあったのは、薬物の取引が原因だった。

 実は滝野の部屋から見える廃工場の屋上で薬物の取引が行われており、部屋から滝野を遠ざける必要があった。わざわざ、月曜日の夜にリッガー&ベルの息がかかったアケミを使い、薬と酒で眠らせ、似たような部屋に連れてきた。その部屋は窓の外ではネオンが点滅し、振動があると揺れ、別の部屋から音も響いていた。

 それをポルターガイスト現象と勘違いして騒いだため、リッガー&ベルの手下が滝野を薬物中毒者に仕立てるために自宅でも同じような現象を起こさせたものだった。

 そんな面倒くさいことするくらいなら、廃工場の屋上でなく屋内でもいいんじゃない?もしくは、アケミを使って取引の時間は家に帰宅させないとか手はあるだろうに。

話の内容的にポルターガイストをテーマに持ってきているのだから、これ現象で滝野を怖がらせて部屋から引っ越するように仕向けるってのが定石のような気がするが…。

もし、奇をてらったのだとすれば、手間がかかりすぎでリスクもあるし、現実的にはありえないし、話としても面白くない。正直ハテナって感じで頭の中で疑問符が充満していて、次回見るべくかそうか悩むところだ。