第2話 しょうもないお願い
遠藤清美 … 市川実日子
高橋孝介 … 角田晃広
中村葉月 … 鈴木杏
日比野美波 … 平岩紙
磯村由美 … 夏帆
沢田えり … 坂井真紀
奥田貴弘 … 田中直樹
村上博貴 … 小日向文世
高橋は実は宇宙人といういうことを共有することになった清美、葉月、美波は以前よりも頻繁に会うようになりランチで近況報告。他愛もない会話をしていると、葉月が相談があると切り出す。小学校勤務の葉月は今後の教師生命が危ぶまれる面倒なトラブルに巻き込まれていた。高橋を頼りに解決をしようとする清美たち。問題解決のため深夜の小学校に忍び込むが…。
小学校で教師をしている葉月の相談にまつわるのが今回の話。
体育館の天井にボールがひっかかっていることに気づいた生徒たちにあおられて、ボールを打って取ろうとする。しかし失敗してさらに2つもボールを挟んでしまう。
このままでは教師の威厳が損なわれ、教師生命が危ぶまれてしまう。
そこで、宇宙人の高橋の手を借りて問題を解決ししてもらおうというのが「しょうもないお願い」。
そしてまさに能力の無駄遣い。しかもジャンプしてボールを叩き落とした後の着地が無駄に恰好良い。さらに体育館の屋根に月をバックに立つ高橋、まるで正義の味方のヒーローのようだ。校庭にミステリー・サークルのごとく落書きをしていた犯人たちにボールを投げつけ気絶させる。最後の一人にはなめていた飴を飛ばす。
でも格好いい感じでしめてしまっていいの?全部、ボールを取り終わった後、足腰に疲労がきてコケて頭を打つってシーンがあったが、飴を飛ばした後にもそういうシーンがあった方が「らしい」と感じた。
そう思うのはやはり高橋というより東京03の角田と見てしまっているからかもしれない。
お願いもしょうもなかったけれど、高橋と清美ら仲良し3人の会話もしょうない内容だった。しょうもないけれど、日常にありそうな会話で、このシーンだけでも大笑いさせてもらった。
ボールを取りにいくのに立ち会う、立ち会わないでの揉めてる会話だったり尿検査の話で出てきた尿カップ回収の大会など何度見ても笑える。
最後は、途中でさんざん出てきた富士山は静岡と山梨どちらのものかというテレビの街頭インタビューの話の結末。美波も由美もテレビ局の意図を汲んだ回答をしたものの放送されなかった。
さらに美波が記憶力が落ちるという話をしていた時に清美は自分は違うと否定するが、コンビニへ目的のものを買いにいってそれを買うのを忘れてしまうとオチ。最後に、きちんと回収されていて納得。途中で何気なく出てきた会話に見えても緻密に計算されたセリフなんだろう。