全領域異常解決室⑤

REVIEW

第5話 連続爆破!首都大パニック!千里眼VS爆弾魔

キャスト

興玉雅 … 藤原竜也
雨野小夢 … 広瀬アリス
直毘吉道 … 柿澤勇人
豊玉妃花 … 福本莉子
北野天馬 … 小宮璃央
二宮のの子 … 成海璃子
芹田正彦 … 迫田孝也
荒波健吾 … ユースケ・サンタマリア
宇喜之民生 … 小日向文世

【第5話ゲスト】
生嶋未智 … 星野真理
生嶋未琴 … 諸林めい
三木本峻 … 菅原卓磨
林友則 … 浦上晟周
下平光 … 池田良

あらすじ

○連続爆破予告と見えない二重構造
 都内各地で爆破予告が相次ぎ、「ヒルコ」を名乗る存在が犯行声明を出す。興玉雅(藤原竜也)は、マスコミへの予告と警察への通報が別人によるものではないかと指摘する。一方、雨野小夢(広瀬アリス)たちは、すべての現場に現れていた謎の女・豊玉妃花(福本莉子)に疑念を向ける。爆発は未遂に終わっているにもかかわらず、計画的に恐怖だけが拡散されている構図が浮かび上がる。事件は単純なテロではなく、意図的に操作された演出のような性質を帯び始める。

○千里眼を持つ母と少女の存在
 爆破現場へ駆けつけた薬剤師・生嶋未智(星野真里)は、爆弾の位置を正確に言い当てるという不可解な行動を見せる。取り調べの中で未智は、自身に千里眼の能力があると告白するが、その言葉はにわかに信じ難いものだった。しかし再び発生した爆破予告に対し、彼女はダウジングのような手法で爆弾の位置を特定し、実際に的中させる。さらにその力の源が娘・未琴(諸林めい)にある可能性が示唆され、事態は人知を超えた領域へと踏み込んでいく。

○少女の能力と極限の救出劇
 未琴は小さな身体に過大な負担を抱えながらも、爆弾の位置を正確に示し続ける。その指示に従い、小夢と興玉は人々を避難させ、爆発寸前の状況で爆弾を処理する。興玉は爆弾を抱えて外へ走り、寸前で投げ捨てることで被害を最小限に抑える。未琴の能力は偶然ではなく、これまでにも多くの人命を救ってきたものであった。だがその力は祝福であると同時に、彼女自身を危険に晒す要因でもあることが明らかになる。

○仕組まれた事件と露呈する目的
 やがて未智が誘拐され、未琴を誘い出すための罠であったことが判明する。現れた三木本峻(菅原卓磨)と林友則(浦上晟周)、下平光(池田良)は、千里眼の能力を持つ存在を利用するために一連の爆破事件を仕組んでいた。彼らは爆弾を使い未琴の力を実証させようとしていたのである。人間の欲望が超常的能力に目をつけた結果、事件は単なる犯罪から“利用と支配”の構図へと変質していく。

○神の正体と変わりゆく世界
 危機の最中、豊玉が現れ不可解な力で犯人たちを制圧する。その場で興玉は、小夢に対し未琴の正体が市寸島比売命という神であると明かす。神々が人間として転生し共存している世界観が提示され、これまでの異常事件の意味が大きく変わる。未琴は安全のため新たな生活を選び、母とともに去る。一方で、ヒルコの存在は神すら脅かす異質な存在として浮かび上がり、物語は決定的な転換点を迎える。

見どころ

○世界観の転換をもたらす神の存在
 最大の特徴は、これまで曖昧に扱われてきた超常の正体が神として明確に提示される点である。単なる不可解な現象ではなく、人格と意志を持つ存在として神が登場することで、物語の前提そのものが変化する。現実と異界の境界が一気に崩れ、作品のスケールが飛躍的に拡張される瞬間である。

○能力を巡る人間の欲望
 千里眼という能力は救済の手段である一方、それを利用しようとする人間の欲望を引き寄せる。本話では、能力を持つ者を守るべき存在として描くだけでなく、それを奪い、支配しようとする構図が強調される。善意と悪意が同じ対象に向かうことで、能力そのものの価値が問い直される展開となっている。

○興玉と豊玉の関係性の変化
 これまで敵か味方か判然としなかった豊玉が、興玉と通じているような描写を見せる点も重要である。両者の間にある過去や関係性は明かされないが、単純な対立構造ではないことが示唆される。この曖昧な距離感が、ヒルコという存在をより不気味なものとして際立たせている。

感想

 相次ぐ爆破予告、そしてヒルコからの犯行声明。相変わらずヒルコの目的はわからない。

 ただ、爆破予告はするもののその後に警察に通報してくるものがいるために未遂。実はその謎の行動はそれぞれが別の人物ということが明らかになる。

 ヒルコVS千里眼の未琴(市寸島比売命)という神同士の戦いだったが、第5話にしてうっすらと見えてきたような気がする。

 最初はこのドラマ内で神はヒルコだけなのかと思っていた。最後の次週予告で興玉が自分も神だと言っていたので、全決に関わっている人間はみんな名前どおりそれぞれの神なんだろう。

 おそらく小夢も。自覚がないのは目覚めていないのか、それとも何らかの理由があるのかは、いずれ明かされるのだろう。

 最初の神隠し事件で消えた者たちも何らかの神で邪魔な存在なのでヒルコによって消されてしまったのではないか。

 いろいろな事件を起こしているのも全決はもちろん、世界に散らばっている神をあぶり出して消すためなのではないかと思った。

 おそらく、不具の子として生まれ、捨てられ神の子として数に入れられていないこともあって復讐としてこの世に立ち上がったというのがこのドラマなんだろう。

 後は妃花も謎の女として登場してが、彼女も全決側の人間なんだろう。ただ、最初はヒルコに存在を隠していたのは宇喜之の「目をつけられますよ」という言葉からも明らかだが、理由があって別行動していたのだろうか。

 それにしても、ここまでひっぱ過ぎでは?後はヒルコの正体は誰なのだろうか?既に出演している誰かなのか、もしくはこれから登場してくるのか。次の注目点はそこだな。