第2話 ほこら破壊!キツネツキ
興玉雅 … 藤原竜也 雨野小夢 … 広瀬アリス 直毘吉道 … 柿澤勇人
豊玉妃花 … 福本莉子 北野天馬 … 小宮璃央 二宮のの子 … 成海璃子
芹田正彦 … 迫田孝也 荒波健吾 … ユースケ・サンタマリア 宇喜之民生 … 小日向文世
第2話ゲスト
山杉幹夫 … 林泰文 剣持日向 … 清乃あさ姫 池神春来 … 中尾暢樹
白石一香 … 井上音生 阿部校長 … 黒沢あすか 教師 … 本多摂、松沢有紗
生徒 … 夏生ひまり
名門進学校として知られる葛乃葉女子高等学校では1カ月程前から集団失神が相次いでいた。全領域異常解決室では究明に向けて調査を始める。興玉と小夢は校長の阿部から生徒会長の剣持を紹介される。そして2カ月前に当時の生徒会長・白石の自殺や1カ月前には歴史教師・池神が失踪していたことを知る。さらに敷地内を探索していた興玉は祠が解体されていたことが判明する。興玉はそれがたたりの正体で事件の原因が「キツネツキ」だと話す。
1カ月ほど前から集団失神が相次ぎ、生徒の授業中の居眠りも増え、教師も含めると7割が失神経験者という葛乃葉女子高等学校。前回の神隠しとは異なるが、犯行声明からこれもヒルコを名乗る人物の仕業のようだ。
白石と剣持が隠れてメイドカフェでアルバイトをしていたことをネタに池神が脅して更衣室に盗撮カメラをしかけさせていたというのが自殺と失踪の始まり。
それを苦に白石は自殺し、山杉は憔悴する剣持をから真相を聞き出し池神と話をする。しかし、池神は剣持を呼び出し盗撮の罪を山杉になすりつけようと口裏合わせを持ち掛ける。剣持は断るが、もみ合いになり、足が滑った池神は倒れたはずみで稲荷の石像に頭をぶつけて死んでしまう。
気が動転した剣持はお祈りしていたのに助けてくれないと祠を壊してしまい。そして山杉が剣持のために全て自分でやったことにしていたのが事件のあらまし。
脅されていたのが白石1人だけなら誰にも相談できずに抱え込んで自殺してしまうのもわかるけれど、2人ならば友達を残して1人で死んでしまうものなのかと思った。それに遺書もないのも不思議。剣持のことは伏せるにしても池神の悪行を遺書に残して死ぬってのが普通のように思う。
剣持にしても山杉が自分から被ってくれているとは、祠が壊されていたところを興玉につかれなければ自供はしなかったのかなと考えると2人とも自分勝手だなと思える。
自立と自尊心を育てるのはいいけれど、利他の心も持った女性も育てればと思った。そもそも白石は自殺してしまって自分を大切にしていない時点で自尊心すら育っていないのでこの学校の教育ってうまくいっているのか?
そんな未熟な生徒に対して無償の愛なのか剣持のことを犯したことを被って守ろうとした山杉。そこまでした理由はわからないが、ケサランパサランを手に入れて勇気をもらったからと。なんだからよくわからない。
ただそのケセランパセランを欲しいと願った神社が豊玉神社。そこには謎の女性・豊玉妃花の姿が…。宇喜之が彼女に「最近、暴れ過ぎじゃないですか?目をつけられますよ」といった意味深な言葉。何かヒルコと関係があるのだろうか。
結局、祠を破壊した時に井戸の息抜きを塞いでしまい、それがもとでメタンガスが発生し、校舎の近くに漏れ出し、それを吸引した生徒たちが集団失神となったのという結論。
そうだとすれば、ヒルコの犯行声明は?息抜きを塞ぐように操っていたということか?何だかよくわからないことだらけだ。わかろうとするのは人間の傲慢なのか。