第1話 名コンビ誕生!昭和初期を舞台に難事件に挑む!
祝左右馬 … 鈴鹿央士 浦部鹿乃子 … 松本穂香 端崎馨 … 味方良介
藤島千代 … 片山友希 倉田達造 … 大倉孝二 倉田ヨシ江 … 磯山さやか
六平 … 今野浩喜 久我山小百合 … 村川絵梨 藤島雪乃 … 櫻井淳子
藤島幸弘 … 杉本哲太 浦部フミ … 若村麻由美
田舎の村に住む鹿乃子はうそを聞き分けられる力のせいで村人たちから忌み嫌われていた。これ以上、母のフミにも迷惑をかけられないと村を出た彼女がたどり着いたのは九十九夜町。仕事を探すが見つからない。その頃、探偵事務所を営む左右馬は、親友で警官の端崎を連れて稲荷神社へ。そこで左右馬たちは、空腹で倒れてしまった鹿乃子と出会う。端崎がそんな鹿乃子を連れてきたのは達造とヨシ江が営む小料理屋「くら田」。そこで鹿乃子は、達造の息子、タロがついたうそに過剰に反応してしまい…。
ドラマの設定によくありがちな男女バディもの。鋭い観察眼を持つ貧乏探偵と嘘を聞き分ける奇妙な能力者のコンビ。さらに鈴鹿央士と松本穂香のフレッシュコンビで月9に新しい風を吹かせそうで楽しみだ。
ドラマの始まりは幼少時の鹿乃子の様子から。だだし忌み嫌われているばかりで実際の“能力”を見せてはいない。だからそれによって気味悪がれているといよりかは、ただ単にイジメられているようにしか見えなかった。
原作では家を出て、その後に幼少時の回想シーンになったように記憶しているが、ドラマでは何故先に持ってきたのだろう?後に持ってきたほうが、何が理由で村を出ることになったのだろうか?という“つかみ”になったと思う。
鹿乃子の嘘の聞き分け、音と嘘をついている人間に光というかブレさせるような感じで表現をしていた。よくありがちな心の声が聞こえるような感じを想像していたので、なるほどと思った。
ただ、本心が聞こえてしまうと、いろいろな部分が変わってしまうと思うで表現の仕方としては良かったと思う。
母から「辛い時はいつでも帰ってきていいんだからね」と言われるシーン。母が嘘をついているのを感じ取るが心の声がわからないだけにどう取ればいいのだろう。平穏に暮らせるから帰ってこないでほしいと思っているのか、もしくは辛い目にあったり身の危険を感じることがあるから帰ってこないでほしいと思っているか…どうなのだろう。
わざわざ母を登場させたということは、この先もどこかで再登場はありそう。探偵と能力者のコンビのミステリーだけでなく、母と娘の絆も描くつもりなのだろうか。
ところで松本穂香が演じる浦部鹿乃子って雰囲気がHEROの頃の松たか子を思い出させるんだが…。眼鏡のせい?