晩酌の流儀3⑥

REVIEW

第6話 豚こまつくねと切り干しペペロン

キャスト

伊澤美幸 … 栗山千明  島村直人 … 武田航平  富川葵 … 辻凪子
海野二郎 … おかやまはじめ  牛場 … 馬場裕之  珍山 … ミスターちん
魚子 … 友近  肉山 … 土屋伸之  中久保 … 大久保佳代子

 冒頭からくだを巻いている葵。前回、元気がなく落ちてこんでいる島村を飲みに誘っていたので、その続きのようだ。さらに美幸も何故かその様子を夢で見てしまう。少人数の職場だけに接することも多いためにシンパシーでも感じてしまったか。

 翌日、島村は欠勤。「個性がない」と言ってしまったことが原因だと落ち込む葵。そんな様子に海野が自分に任せてくれと島村に電話をかけて励まそうとするが、期待通り?に悪化させてしまう。さらにデリカシーゼロどころかデリカシーマイナスと葵に言われてしまう海野。

 美幸と葵は仕事終わりに島村の様子を見に行くことに。一方その島村は個性を求める旅に。そしてその島村の様子は全て2人に見られているのであった。

 葵と島村に合流した美幸はある場所へ彼を連れ出す。それにしても美幸の歩く速度は尋常ではない。2人とも走らないと美幸のペースについていけない。

 着いた場所は最高の一杯を飲ませてくる場所。きめ細やかな泡で綺麗なビール。「個性があり過ぎるグラスは泡の立ち方が複雑になってお酒の味をうまく活かしきれない。シンプルなグラスだからこそ、お酒を活かすことが出来る」といって個性がないという島村を諭す美幸。

 周りを助けることで周りの皆をおいしくさせる、それがあなたの個性なんだとはっきり言ってくれる美幸は流石だし海野とは大違い。

 島村は立ち直って礼を言おうとするも、既にいない美幸。しかもマスターによれば一度も自分のお酒を飲んでもらったことがないと言う。おそらく美幸のことだから飲んだことがないだけでなく食べたこともないに違いない。それなのに何でこんな良さげな店を知っているのかが謎だ。

 一足早く帰った美幸。今回の晩酌のお供は家にあった余り物。それぞれに個性はないもので、まるで島村のようだ。

  • 豚こまつくね
  • 油揚げ納豆
  • 切り干し大根ペペロンチーノ
  • クリームチーズ ラー油和え

 余り物でこんなメニューが出来上がった。「豚こまつくね」と「クリームチーズ ラー油和え」は食べてみたい。

 それにしても最後、もし自分が個性的だったらというシーンでデーモン島村登場。いきなりぶっ飛んでいる。 しかも「写ルンです」まで手に持っている。そんな世界線だったら、特に支店長の海野はどんな感じなんだろうか?と気になってしまう。