新宿野戦病院③

REVIEW

第3話 とおるがホストに!?予約殺到の美容クリニック開業!!

キャスト

ヨウコ・ニシ・フリーマン … 小池栄子
高峰享 … 仲野太賀
南舞 … 橋本愛
高峰はずき … 平岩紙
横山勝幸 … 岡部たかし
田島琢己 … 馬場徹
堀井しのぶ … 塚地武雅
若井あかね … 中井千聖
村木千佳 … 石川萌香
吉野勇介 … 萩原護
岡本勇太 … 濱田岳
リツコ・ニシ・フリーマン … 余貴美子
白木愛 … 高畑淳子
高峰啓三 … 生瀬勝久
高峰啓介 … 柄本明

あらすじ

○空回りの恋心と深夜の緊急事態
 高峰享(仲野太賀)は、密かに思いを寄せる南舞(橋本愛)への告白を決意する。南の同僚である若井あかね(中井千聖)を相手に練習を重ねるが、いざ本番となると南に察知され、言葉を発する前に振られてしまう。一方、聖まごころ病院では、ヨウコ・ニシ・フリーマン(小池栄子)が、股間に牛乳瓶がはまるという珍妙な患者を処置していた。そこへ、ゴールデン街で喧嘩をした2人の外国人が搬送される。1人は軽症だが、もう1人は肺が縮む「緊急性気胸」で心停止の恐れがある重症患者であった。ヨウコは緊迫した状況下で、的確な判断を迫られる。

○ヨウコの信念と病院の新たな試み
 翌日、経理の白木愛(高畑淳子)は、ヨウコが来てから業務が多忙を極めていることに葛藤し、院長・高峰啓介(柄本明)に休暇を直訴する。ヨウコは昨夜の外国人患者のうち、保険を持つ軽症者を他院へ回し、身分証も金もない重症者を優先して処置していた。白木の訴えにより月曜が救急のみの対応となると、そこに目をつけた高峰啓三(生瀬勝久)が、享を巻き込んで月曜限定のビューティークリニックを勝手に開業する。啓三は広告に大金を投じ、享をホストクラブへ体験入店させるなど、破天荒な宣伝活動を繰り広げ、病院を営利目的へと傾かせていく。

○インフルエンサーの影とマユの心境
 謎の美容系インフルエンサー、イ・オンナ(余貴美子)が来院し、彼女のSNS投稿によってクリニックは瞬く間に大人気となる。病院前には長蛇の列ができ、予約も殺到する事態に。その裏で、病院に保護されているマユ(伊東蒼)は、夜遅く帰宅した際にヨウコから注意を受ける。ヨウコは過去にドラッグに溺れたルームメイトの命を救った経験を語り、薬の恐ろしさと命の尊さを説く。その真摯な言葉に、マユは次第にヨウコへ心を開き始める。しかし、街の喧騒の中では、警察官の岡本勇太(濱田岳)が、再び万引きで捕まったマユを中華料理店で待機させていた。

○医療事故の噂とSNSの恐怖
 ビューティークリニックに、他院での施術後に体調を崩した韓国人青年・パクが訪れる。韓国語がわからない享は戸惑うが、異変に気づいたヨウコがCT検査を行い、ヒアルロン酸が血管に入り壊死しかけていることを突き止める。迅速な処置で事なきを得るが、ネット上では「まごころ病院の施術で事故が起きた」という誤情報が拡散される。インフルエンサーの影響力は諸刃の剣となり、病院の評判は一気に失墜。売上は激減し、啓三が購入した高額機器の借金だけが残る結果となった。再び土地の売却話が浮上し、享たちはリストラの危機に晒される。

○医者の誇りと忍び寄る魔の手
 怒りと絶望に震える享に対し、ヨウコは戦地での過酷な経験を語り、「お前は医者だ」と励ます。その言葉に享は救われるが、病院には不穏な影が忍び寄っていた。防犯カメラには、以前の喧嘩騒ぎで運ばれた外国人の男が映り込んでいた。一方、自宅に戻ったマユは、義理の父親に襲われそうになり、反射的に割り箸で義父を刺して家を飛び出してしまう。そして深夜、一人でいたヨウコは、防犯カメラに映っていた謎の外国人の男に突如首を絞められる。物語は、ヨウコの絶体絶命の危機という衝撃的な展開で幕を閉じる。

見どころ

○「命の選別」を巡るヨウコの揺るぎない正義
 第3話の大きな見どころは、ヨウコが示す医療の優先順位である。パスポートや金の有無に関わらず、純粋に「医療の緊急性」のみを基準に患者を救う彼女の姿は、現代の複雑な社会システムに対する強烈なアンチテーゼとなっている。特に、自費診療の利益を優先しようとする啓三や、業務量に悲鳴を上げる白木との対比が、ヨウコの異質さと高潔さを際立たせている。戦地という「極限状態」を生き抜いてきた彼女だからこそ持てる、シンプルかつ力強い命への向き合い方は、観る者の心に深く突き刺さる。

○現代社会の歪みを映し出すSNSの功罪
 インフルエンサーの投稿一つで天国から地獄へと突き落とされる「聖まごころ病院」の顛末は、SNS時代の危うさを実に見事に風刺している。正しい処置をしたにもかかわらず、誤った情報が拡散されることで社会的信用を失う恐怖は、現代のどの組織にも起こりうるリアルな脅威である。宮藤官九郎らしいユーモアを交えつつも、情報の不確かさや大衆の盲信という重いテーマを鋭く描き出しており、単なるコメディの枠に収まらない社会派ドラマとしての側面を強く印象づけている。

○孤独な魂が交錯する人間ドラマの深化
 ヨウコとマユの心の交流、そして南舞の葛藤など、キャラクターたちの内面がより深く描かれている点も重要である。居場所のない若者を「そういう子たち」と呼んでしまった南の失言と、それによって傷つくマユの描写は、善意の中にある残酷さを浮き彫りにした。また、チャラい美容外科医として描かれていた享が、ヨウコの言葉によって自らの「医者」としてのアイデンティティを見つめ直す過程は、物語に一本の筋を通している。ギャグシーンの裏で着実に進行する、それぞれの孤独と再生のドラマから目が離せない。

感想

 聖まごころ病院に2人の外国人が運ばれてくる。骨折が疑われる患者と緊急性気胸で心停止の恐れがある患者。

 前者は軽症でパスポートを所持し保険にも加入している。後者は重症だがパスポートもお金も所持していない。

 重症患者を優先し、軽症患者はよその病院に回すことに。医者としては当然だが、経理担当の白木には不満だ。金のない患者をいくら見ても病院の経営が良くなるわけでもない。働いても働いても給料が増えないなら、せめて休みをくれということでシフト制になる。果たして今までどんな勤務体系だったのだろうか?何にしろ聖まごころ病院にも働き方改革が導入されることになる。

 でも、重症患者の処置が終わってから、骨折疑いの患者は救急車で運ばれていってなかったか?それなら、その後に処置してお金を取れる患者からは取ればよかったんじゃないかい?

 白木の訴えで月曜が緊急のみとなり、そこに目をつけた啓三と享は空いている病室を使って月曜限定でビューティークリニックを開業する。

 3話のタイトルにしているくらいだから、ここがメインなんだろうが、ここまで持ってくるまでの理由付けがまどろっこしい。

 そして箔をつけるためホストに体験入店、さらにトラックを使った宣伝活動。

 ホストで箔って意味わからないし、繁華街とかでよく見る高時給の求人宣伝カーみたいで怪しすぎる。面白いけれど、お客は集まらなそう。

 そんな中、謎の美容系インフルエンサーが診断にきて、インスタでつぶやいたことでクリニックの予約が殺到。おそるべしインフルエンサーの力。ホストへの体験入店や宣伝カー使うより、最初からインフルエンサーに頼ったほうが早かったんじゃない?

 しかし、他の病院の施術で異変がおき体調不良になった患者を助けたにも関わらず、あたかも聖まごころ病院の施術によって事故が起きたようにネットで拡散され、お客は激減。ネットの情報の恐ろしさ…。

 ところ変わって病院の防犯カメラを見つける面々。何しているかと思えば、ペヤング泥棒を探しているのだった。今週もまたペヤング。犯人はマユだと判明するも堀井もマユもどんだけペヤング好きなんだか。

 だが防犯カメラにはペヤング泥棒だけでなく不審な男も写っていた。以前、骨折が疑われて運ばれてきた男だった。そして最後のシーンでその男に突然、首を絞められるヨウコ。

 この男を売人だというインフルエンサーであるイ・オンナ。彼女はつけられたという。この人って恐らくヨウコと親子?なんだと思うが、この男と過去に何か因縁があるのだろうか?