晩酌の流儀3③

REVIEW

第3話 豚肉の味噌すき焼き

キャスト

伊澤美幸 … 栗山千明  島村直人 … 武田航平  富川葵 … 辻凪子
海野二郎 … おかやまはじめ  牛場 … 馬場裕之  珍山 … ミスターちん
魚子 … 友近  肉山 … 土屋伸之  中久保 … 大久保佳代子

 「チョットGPT」でお酒をおいしく飲む方法を聞く美幸。ありきたりの回答にまだまだお酒の美味しい飲み方は人類が見つけるしかないと思うのだった。そんわけで今回はもしかしてAIを使って部屋探しなのかと期待した。

 ホップハウジングに研修生の西がやってきた。彼はデジタル機器を使っての効率重視。足を使って情報を集める美幸の仕事の仕方と相反する。西は美幸に一緒について回りながら、彼女の仕事ぶりを目にして得たものも多そう。

 「晩酌の流儀」が1時間番組ならば、西が美幸に反発して自分のやり方を押し通して失敗して反省、そして美幸の仕事の仕方も取り入れながら成長するっていう描き方がベタなんだろうけれど、何せ30分では時間が足りない。だからなのか素直でものかわりが良さそう。

 ただ、美幸が出身地から好きなすき焼きも牛より豚と推測したり、きちんと自分のことを見て接してくれるっていうのが大きいのかもしれない。そして、そのまま晩酌に豚肉のすき焼きにもっていく。ただ食事して酒飲んでいるだけじゃないぞっていうのを作りて側から感じる。

 今週はツルマートが臨時休業。理由はトイレを破壊してしまったため。トイレが壊れてても営業はできるじゃんって突っ込んでしまった人は少なくないはず。

 困った美幸が頼ったのは商店街の肉屋「ナイスミート」。大学での研究をもとに客の買いたいものがわかってしまう店主。途中でうっとおしいと思っていたら、メンチカツのくだりで途中で切られているし。美幸と視聴者の目線が一緒になった演出で面白かった。

 西の研修が終わり、配属された支店で「頑張ります」という流れで終わるのかと思ったら、希望している部署はDX本部だった。理由はきちんと仕事をしているがちゃんと評価されるシステムを作るといったもの。そして島村の「きちんと仕事していない人も見つけるシステムも作ってほしい」という嘆きで終わる。

 オチとしては面白いけれどでも、そこはDXを使って顧客が満足する物件を提供するために頑張るんものではないのかな?