第2話 深まる疑惑…事故と元恋人の秘密
道上香苗 … 水川あさみ 鈴木俊哉 … 玉山鉄二 山中尊志 … 丸山智己
旗手健太郎 … 和田正人 佐々木光一 … 渡辺大 青山直樹 … 曽田陵介
道上兼髙 … 渡辺いっけい 道上香織 … 筒井真理子 清家浩子 …高岡早紀
清家一郎 … 櫻井 翔
道上の家の何者かが侵入し部屋が荒らされる。盗られたものはBG株事件に関する兼髙の資料や取材ノートのみだった。さらにインコのロッキーまで消えてしまった。
以前、汚職事件の真相を明らかにするため、証言を迫った政治家秘書が自殺未遂し炎上してしまったことがあった。それにより、道上はもちろん、息子にまで殺人予告があり、見の危険を察した夫は離婚を切り出し、息子とも離れ離れになったのだった。
離れて暮らしているのは何か理由があるのだろうと思っていたのだが、そんな過去があったとは。そしてそのロッキーは勇気がひとりで寂しくないようにと道上に預けたものだった。
母・香織は「そんなんじゃいつまでたっても一緒に暮らせない」と言うけれど、記者を止めて別の職業に転職するか専業主婦にでもならない限り難しいと思う。もっとも「触れちゃいけないことに触れるのが記者です」という彼女が辞める気もないだろう。
盗まれた取材ノート。やはり鈴木が清家を出世させるために総理と大臣のBG株事件関与を隠すために行ったものなのだろうか?そうなると当然、兼髙の死にも関わっていそう。
清家の大学時代の回想シーン。恩師であり武智との出会い、車事故による急死での別れ。
加害者は道上の父の時と同じく無職。武智の死後は清家は彼の地盤を引き継ぎ、27歳の若さで初当選。どんどん鈴木への疑惑が深まっていく。
鈴木が何らかの目的のためにシナリオを書いて、それにそって操り人形のごとく清家が動いている。そう確信し始めた時に、今度はその鈴木が交通事故で大怪我。その上、鈴木を見張っていた後輩・青山もその事故に巻き込まれてしまう。
道上に送られてきた論文も実は卒論ではなく3年生の時に書かれたもの。ハヌッセンを肯定していたが、同じテーマで書かれた卒論では否定する内容に変わっていた。
清家が代議士になった「27歳」は元恋人・美恵子の影響らしい。論文の内容が変わったのも彼女の影響か?そして、ハヌッセンが暗殺されたのは43歳。命を狙われた?鈴木も43歳。
後半、怪しい人物が鈴木から美恵子に。さらに道上は清家本人の意向により取材NGとなってしまう。ハヌッセンに関する論文に触れたからか?それとも交通事故に触れたからか?謎だけが増えていく。